
とんと寒いですね!
更新がストップしても
フシギさんの観劇ライフはドンストップだぜ!
おかげでフトコロまで寒いぜ!
ねむいぜパトラッシュ!
ということで、10月観劇分(古!)から
ご紹介~。
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観劇No.19
bpm「ジッパー!」2010.10.23.sat あうるすぽっと
★★★★★
〈あらすじなどはこちら〉http://bpm-web.jp/zipper/
来ちゃった来ちゃった伝説の舞台がグレードアップして帰って来ちゃった…!
ヒーローショーの裏側を描いた、
アクションシチュエーションコメディ「ジッパー!」。
個人的にとても思い入れのある作品です。
7年前たまたま観た、
TOON BULLETS!(bpmの前身の劇団)旗揚げ公演「ジッパー!」。
どこの馬の骨かも解らない劇団でしたが、
これがあまりに面白くて、度肝を抜かれました。
客席で「わたし今とんでもない現場に立ち会ってる!」と
震えたことを鮮明に覚えています。
その時もわたしはただの会社員でしたが、
エンターテイメントの可能性に驚愕して、
まったく土俵が違うのに、ウルトラスペシャル悔しかったんですね~。
そんで脚本・演出・出演の3役をこなす浅沼晋太郎という人を知り、
その才能に激しく嫉妬しました。
しかも大学の先輩かよ!
コピーライターあがりかよ!
ルックスも声もいいってなんだよ!
神様浅沼さん作るとき絶対暇だったよ!
と悪態つきつつ、「あたい、いつかこの人となにかしらで仕事する!」
と、心に決めたのですよ勝手に。
それはさて置き、最高に面白かった!
デパートの屋上で、子どもたちに大人気『奇跡戦隊エレメンジャー』の
キャラクターショーが始まろうとしています。
わたしたち観客はこのショーの雑然とした舞台裏を見てる感じ。
すでに子どもたちが集まっているのに、
アクションチームとデパート催事部はパニック中。
なぜなら…
メンバーが足りなくてヒーローが5人揃わない!
MCだと思ってた女の子が台湾人で日本語しゃべれない!
急遽呼んだMCはショーを自分のコンサート化しちゃう!
ショーで使うCD忘れた!
借金取り来ちゃった!
みたいなありえないアクシデントがごっちゃり。
もう笑うしかないんです!(川平慈英)
冷静に考える時間を与えないように畳み込む怒濤の台詞で
客、大爆笑。
すごいよ役者さん!
でも笑いだけではないのです。
数々のアクシデントをみんなで解決しようと一生懸命戦う姿は感動です。
笑ってたのにいつの間にか泣いてるんだ。
ああ幸せな舞台だった。
やっぱりすごいな。
bpmは芝居だけじゃなく、売り方も上手なのです。
また来たくなるシステム、グッズを買いたくなる仕掛け、
劇場の外でお客さんたちがコミュニケーションできる仕掛けなど、
細部にこだわりを感じます。
そんでお祭り好きなんでしょうね(笑)
確実にグレードアップした今作、
納得の5つ星です。