2010年4月27日火曜日

「SUPER TOKYO LESULIE KEE。」 vol.2










-東京ちゃん(とうきょうちゃん、英語表記:Tokyo chan)は、
東京に行ってええかっこをしている人に対するジェラシーと
地元を捨てたことに対する軽蔑を込めた上京した人のことを称する関西弁である。-






スーパートーキョー、

レスリー・キー。
今をときめく天才フォトグラファー。



彼がどれくらいのレベルの人かっていうのは、
前回の写真集「スーパースターズ」を見れば、
もう、すごいSUPER!!

な感じがめちゃくちゃわかる。



が、
僕がレスリーさん(勝手な親しみ感)
を知ったのは、

ちょいこの前の
NHKのテレビ「プロフェッショナル」でのこと。


(放映後、反省して
 コマフォトのバックナンバーを見てみると
 めちゃくちゃ知ってる写真ばっかり撮ってて
 ビックリした。

 さらに2010/5号はレスリー・キー特集号)


髪の毛を後ろで束ねた、
黒ブチ眼鏡のちょっと胡散臭い感じ
(陽気な宅八郎みたい)
のにーちゃんが、

不器用な日本語で司会の箭内さんに語っている。


「ボクは、トーキョーのカルチャーに
 すごいあこがれてやってきて、
 いろんなヒトとおしごとする機会をもらって、

 写真とって、
 ホントにトテモ、スゴク
 この街にカンシャして イ・マス。」


みたいなカタコトのニホン語と
英単語を交えながら、
めちゃくちゃ熱く話していた。


番組内で紹介されていた
撮影風景やそのディレクション時も、
すごいエネルギーで、

(当日のモデル「香里奈さん」にむかって)


「カリナ、きょうヨロシクオネガイシマス。
 きょうは、いままでみたこともないカリナを
 撮っていくカラネ。


 きょうのテーマはミカエリビジン(見返り美人)


 カリナがー、ふりむいた表情とー
 セナカとが、ドッチモキレイな時撮るネー。」


(ちょっと、韻踏んどるやろっ。ズルっ!)


と話したあと、
いきなり撮っていくと、


完全レスリーのペースに入っていって、
香里奈さんもなんだか、どんどん心開いていく感じで、


すごいいい表情の写真が偶然じゃなくて、
次々と、確認用のモニターに映し出されていって、
レスリーすごいやんけ!

と感動した。



そのレスリー・キー氏が

表参道ヒルズにて
『LESLIE KEE「SUPER TOKYO」写真展』という
展示発表会をしてるというから、
観にいった。
(4/23金~5/7金まで開催中!しかも無料。)



















会場に入ると、モノクロのヌード写真が
うわっーっとあって、
きわどいところをキティちゃんが隠しているという
なんともいえない感じの写真が圧倒的なボリュームで
展示されてて、ものすごいエネルギーを感じる。


「愛と平和と世代」をテーマに、
東京で活躍する1000人を撮りおろすというプロジェクトだから、
今まさに旬の人々が被写体(しかもヌード)になっていて
ちょっとドキドキする。


おもしろかったのは、


鶴瓶(もうすでに脱いどるやろ!ってみんないってた)


はるな愛(大西賢二さんカワイイ。)


紀里谷和明さん(ちょっとはずかしそう)


ミス・ユニバース・ジャパン(月刊 ミス・ユニバース・ジャパンも撮ったらしい)


その他、つんくやムービーカメラマンの川端健一さん、

最近、ayuのPV監督をやってめざましTVで特集されてた
下村一喜さん(←しも子:この人も天才カメラマン!)


など、強烈なキャラクターの人たちを
よくもここまで説得できたなー

この展示会ってすごい!と、
もう感心の領域に入ってしまっていた。


レスリー・キー、おそるべし話術だ!!

(幕末にいたら、すぐ日本は開国させられてただろう。)



会場のど真ん中にある赤いひな壇の上には、
胡散臭いにいちゃん=レスリー本人が
座っていて、サインに快く応じている。

そして、すごい真剣に話ししている。


(さっきもJ-WAVEにゲスト出演していて
 また、ヘンなニホン語で真剣にしゃべっていた。)



「写真を通して世界中の人々に愛を、
 そして天国のお母さんに感謝の気持ちを届けたい。」


このプロジェクトは、
そんな想いを込めてつくられているということ、
超真剣・大真面目なことがわってくるとともに、


「東京で出会った1000人の愛と平和と絆をひとつにして
 世界中の人々に幸せを与えたいです。」


という熱いレスリーの気持ちがあふれていて、

そのあたりのニュアンスが、
撮られる人に伝わって、
観る人のココロも熱くさせているんだと思った。


最後にレスリーは、

「今回出演してくださった素敵なTokyo Peopleとの出会いは 
 世界一の宝物であり、
 撮影できたことを誇りに思います。

 この地球が愛と勇気と希望で包まれますように。」

と結んでいる。




スーパー・トーキョーかぁー・・・。
(↑ポジティブの最高表現。)


ファッキン・トーキョー・・・
(↑ネガティブの最高表現。)


とか、いっとる場合ちゃうなー、
しかし…。


「SUPER TOKYO LESULIE KEE」

僕はこの写真集・展示会が

よそからやってきた
レスリー(=ある意味、東京ちゃん。)の
東京への恩返しの贈り物のように見えた。



果たして僕は、「東京」に何を贈れるのだろうか。










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