2011年12月12日月曜日












観劇No.56

劇団ガソリーナ「ドードーの旗のもとに外伝」ザムザ阿佐ヶ谷

2011.10.30.sun

★☆☆☆☆


初めて観たアフレコ朗読劇。

劇場にマイクが3本立っていて、役者はイスに座って待機、

出番がくるとマイク前に移動して朗読、というスタイルは、アフレコ現場のようでした。


マイク前に立つ役者陣のパワーは凄いし、物珍しいので、

最初は圧倒されていたのですが、慣れてくると退屈。

ストーリーは冒険活劇ファンタジーなので

聞いた事もない単語や地名がどんどん出てきます。

進行がスピーディーで文字数も多いため、

こちらが理解する前にストーリーはどんどん前へ。

最終的に疲れて消化不良に陥ってしまいました。


アフレコを聞いて想像する面白さはあるのですが、

完全なるファンタジーについていけない自分がいました。

ファンタジー、好きなのになぁ。


個人的に動きのない朗読劇は好かないなぁ。



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観劇No.56

「ラフカット2011」勤労会館スペースZERO

2011.28.fri

★★★☆☆













小劇場界の役者の登竜門ラフカット、今年も観てきました。

驚いたのが、脚本家にNON STYLEの石田さん(白細い方)が参加してるってこと。

お芝居の脚本も書かれるんですねー!

ネタ書いてらっしゃるのも石田さんなんでしょうか。


今年の四話は次のラインナップ。

やっぱり石田さん脚本の第3話に注目しちゃいました。


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第1話「夢か、現か」

脚本:藤井清美(青年座)/演出:堤泰之


子供が大人になる過程で失うものは多い。

夢を見る力もそのひとつで、

瑞々しかった夢がどんどん現実に浸食されていく様を観ているのが辛かったですね。

「お前はどう生きるんだ?」と突きつけられた感じがしました。

さあ、どう生きましょうかね。


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第2話「ラフからのセカンドショット」

脚本演出:中津留章仁(TRASH MASTERS)


面白かった!

劇団内部のゴタゴタを描いたコメディです。

話中の劇団に下っ端のフワちゃんという女の子がいまして。

これが驚くほど私にそっくり!!

顔は似てないんですけど、立ち姿、動き、声の出し方がそっくり!

一緒に観ていた友人が芝居中にも関わらず「あんたがいるよ!」と耳打ちしてきたくらいです。

芝居する自分を観ている気分。とっても不思議な体験でした。


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第3話「DEAD OR DEAD~さぁ、生きるんだ~」

脚本:石田明(NON STYLE)/演出:堤泰之


お笑いの方だけあってなるほどなコメディ。

以外と素敵なメッセージが込められてました。

生きてるって素晴らしいですよね。

最後のどんでん返しもなかなかキュートで。

面白かったです。


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第4話「テオリ」

脚本演出:堤泰之


ブルーヒップスで上演した時よりかなりパワーアップしていた気が。

男性がいるって大きいですね。

四万十川さんがずいぶんかっこ良くなってました。

頭を下げて懇願するシーンにはグッときました。

観終わったあとに芝居がしたくなる、熱い作品でした。


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昨年のラフカットはなぜかお葬式ネタが多かったけど、

今年は劇団の裏側を描いたものが多かったのが面白いですね。

年によって傾向があるんでしょうか。




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観劇No.57

進戯団夢命クラシックス「Lullaby」スペース107

2011.11.13.sun

★★★☆☆















戦国大名が大集合のアクション超大作。

なんと休憩はさんで約3時間!

広いとはいえない舞台を入れ替わり立ち代わり役者が出入りし、

斬るわ飛ぶわ回るわのアクションは本格的。

そんな狭いところでそんな高度なアクション盛り込んで大丈夫ですか?と心配になるくらい(笑)

さすがアクションに定評があるクラシックスさんです。


紀里谷監督のGOEMON、あの時代のあの登場人物プラスアルファのお話です。

石川五右衛門が主役。

安土桃山を新たな視点で描く歴史エンターテイメントとのこと。

わたし歴史そんなに詳しくないんでアレなんですけど、

戦国に生きる漢の熱さがかっこ良かった。

長かったので途中ちょっと間延びしてる感があったのが残念です。

登場人物が30人以上だったので、みんなの見せ場をつくるとそうなってしまうんでしょうけど、

そこをどうにかきゅっと凝縮できたらなと。


アレですね、これはゲームですね。

戦国なんちゃらいうアレですね。

だからお気に入りのキャラクターができちゃって、

それが登場するとキャッ♪となります。


わたしのお気に入りキャラは服部半蔵と雑賀孫一!

半蔵は、この人上手いなーと思って。

締めるとこ抜くとこのメリハリがあって、

かっこいいのにお茶目だし、とても魅力的でした。


孫一は寡黙で全然喋らないんですけど、存在感があって目で追ってしまいました。

銃を使ったアクションがそれはそれはクールでして、

銃を担いで階段を上る姿に惚れました。(マニアック)


歴史を詳しく知っていたらもっと楽しめたのかもなぁと思いました。




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