
彫刻作品には鉄、木、石などいろんな素材が使われますが。
この作家さんが彫るものは「本」。
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自ら収集した古書や貴重な本を素材に“彫る”。
筆者の言葉がつまったものを、壊してまた再生する。
そうすることで「読む」以外の新しい関係性を探っているようです。
もしくは、文字につまった「意思」を解放しているようにも見えます。
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パーツごとに切り取られた本と文字を見ていると、
そのなかにつまっていたたくさんの情報、人に伝えようとする思いの
「質量」が感じられて、とても興味深い体験でした。
全体的に色が極限に抑えられ、
「言葉」と「作者」と「見る者」の関係性がより際立っていたと思います。
んが、
個人的にはなんか一筋でも色があったらより面白い気もしました。
そんなことしたら、まあ、だめなんでしょうけど。
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