
観劇No.50
あひるなんちゃら「準決勝」駅前劇場
2011.9.3.sat
★★★☆☆

初あひるなんちゃらさん。
読みごたえある折り込みチラシで有名(私の中で)。
草サッカーの準決勝がありまして、
ある女がチームのために優勝トロフィー盗んできちゃいまして、
彼女、それをフォローしようとしょーもないがんばりをするわけです。
トロフィー自分で作っちゃったり。
もうほんとしょーもない。
淡々と面白かったです。
なんでしょう、無表情のおかしさっていうんですかね。
特に、草サッカー会場の選手控え室を漂う記憶のあやうい審判。
妙です。
真面目な人が真面目に変な事してるとすごい面白いじゃないですか。
ずるいです。
ちょっとかっこいいのにな。
妙なんだよな。
次にトロフィー屋の女子社員ズ。
相方を「こらっ」で止める音と間に完全にノックアウトされました。
好きです。
あんなに間をとって怖くないんだな。すげーな。
思い返してもなんだかしょーもない話だったけど、
へんてこでつかみ所がなくて、大好きでした。
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観劇No.51
MCR「女がつらいよ」王子小劇場
2011.9.10.sat
★★★★★

観たくなっちゃうもの。
とってもとっても素敵なお話でした。
アラフォー女子のあずきちゃんは、人道に外れた組織で仕事をするヨウヘイくんとラブラブ。
でもお互いに秘密がないわけじゃない。
仕事に恋に悩めるあずきちゃん、ある日重病を患っている事が発覚したからさー大変。
ヨウヘイくんには事実を告げず、組織から足を洗ってもらおうとガッツをみせるあずきちゃん。
あずきちゃんとヨウヘイくんの未来やいかに!?
あずきちゃんとヨウヘイくんのまさに盲目の恋模様がキュートできゅん死にしそう。
あんなに素直に正直に愛を貫けたらどんなに素敵かしら、とちょっと嫉妬。
ストーリー自体はノーマルですが、
キャラクターの濃さが非常識なもんでぶっとんでるように見える。
けど、根底にあるのはリアルな人間の細やかな心理描写だったりして。
MCRはただ面白いだけじゃなく、心にくるんですよね。
そしてさ、なんといっても近藤美月さんが面白すぎるよ。
不自然な動きが極みに極まってもはや芸術の域だよ。
美人なのに!!
あの人のあれはーなんだ。天才か天災かだな。
日常生活は成り立っているのか。
他の舞台ではどんな芝居をするのか。
謎だよ近藤さん。
美人なのに!!
最後はなんだか希望が見えてグッときました。
時間さえあったらもう一度観たかったな。
台本が欲しい。
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観劇No.52
セレソンDX「わらいのまち」シアタークリエ
2011.9.10.sat
★★★☆☆
いつか観たいと思っていたセレソン、初観劇です。
これが大衆に受け入れられるコメディかぁと納得。
非常に安定感のある面白さでした!
寂れた温泉宿まつばらに国家議員の先生が泊まる事になり、張り切るまつばらの人々。
明日から始まる町おこしイベントの視察で良さが認められれば、
資金を県の予算に組み込んでくれるかもしれないのだ。
そこへ悪い知らせが!
長く家を空けていた厄介者の長男が突然帰ってきたのだ。
ヤクザもので権力嫌いの長男と先生が鉢合わせしないよう大慌ての面々。
しかし行き違い、勘違いで話はとんでもない方向へ…!
シチュエーションコメディの肝である勘違いがこれでもかと巻き起こり会場は爆笑。
従業員同士の恋模様もからんできて、歯痒さMAX。
ああんもう!ってのめり込んでしまいました。
コメディはbpmのスピード感と斬新さに慣れているので、
比べてしまうとややおとなしい印象。
でも、一般ウケするメジャー感ってこういうことかなーと興味深かったです。
厄介者の長男が最後にみせる男気、グッときました。
そこがまさにいい子ちゃんに感じた部分ではあるんですけど、
されど兄弟の心がひとつになるあのシーンは感動しました。
柴田理恵さんの安定感はさすがでしたね。
なにがあってもどんとこいって感じ。
ラストシーンは奥のカウンターで誰よりもマジ泣きしてた柴田さん。
役柄にご本人の人の良さが滲み出ていてとても素敵でした。
この日はあったかくて丸い気持ちで帰りました。
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