
観劇No.78
B×b「FRONT LINE misson3:Alien」
博品館劇場 2012.7.1.sun
★★★★★
「魔法使いがいるホテル」と称されるホテルベルフォレストを舞台に、
超個性的な従業員たちがゲストと共に巻き起こす
シチュエーションコメディシリーズの第3弾!
面白かったーーーーーー!!!
それ以外感想ないお☆ってくらい面白かった。
このシリーズの凄いなぁと思うところは、
回数を重ねるに従ってどんどん面白くなっていくことです。
レギュラーメンバーは役が定着して舞台上での自由度が増しており、
どこへピントを合わせても楽しめる。
みんななにかしら面白い動きをしてますw
今回から加わった新レギュラーのドアマン出口くんとハウスキーパー鷲尾くんは、
最初からいたんじゃないかと思わせる自然な存在感。
鷲尾くんは強烈なインパクトでもって登場。
レギュラーメンバーに食い込むためのやらかしキャラの設定がうまいし、
演じるチャボさんもうまい。てかうざい。けど愛せる。
逆に、水の様に馴染んでいた出口くん。
寒がりでドアの中に入ってきちゃうメンタル弱いドアマンって
これまたキャラ設定うまいなー。
幸薄そうな外見とは裏腹に、“サタデーナイトフォーバー”みたいな本名と
英語ペラッペラなところに完全にノックアウトされましたよ。
そして、今回のゲストは、
自称宇宙人アイドル役、人気声優井口裕香さん!
世界的ジャーナリスト役、ジョンソン・ハンコックさん!
井口さんはもうぱみゅぱみゅ。完全にぱみゅぱみゅ。
歌も踊りも表情もぱみゅぱみゅでした。
ジョンソンさんが急に日本語喋り出すってのはお約束ですけど、
それでもちょっと吹きましたね。お茶目でした。
笑いに笑って最後にはじ~んとして、そしてゾクッときて。
ジェットコースターみたいなFRONT LINE。
次回がなんと最終回だそう!
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観劇No.79
空想組曲「組曲『回廊』」
2012.7..sun
★★★★☆
ひとつの物語を軸に、短編がたくさん集まったオムニバス公演「回廊」。
繋がっていそうで独立しているようでもある物語は、
どれも異なるテイストで気持ちのいい長さ。
軸となるのは、時間軸のズレた男女が、重なり離れ、また重なる物語。
パラレルワールドラブストーリーです。
(説明がちょっと難しい…)
それぞれの生きる世界が、ふいに交わる時しか会えない二人。
惹かれあえど、永遠に交わっていられないもどかしさが切ない。
上質な映画を見たかのような気分になり、胸がいっぱいで泣けました。
男役は年齢ごとに演じる役者が変わっていくんですが、
女役は武藤晃子さんが幼少期から老人までを演じていました。
素敵でした。
武藤さんを見ていると、すっごく大きい、母みたいな愛を感じます。
優しさ、慈しみ、癒し。
素敵な女優さん!
そしてそして今回の楽しみにしてたのは、
どわい好きな小玉久仁子さんと日替わりゲストの葛木英さん!
前回のオムニバス公演で一人芝居をした小玉さんにぞっこんLOVEになりまして、
あの時みたいな小玉さんをまた観たい!と思っていたのです。
そしたら!
どんずばで!
例の小玉さんキターーーー!!!
今回はいままで観た事のないしっとりした大人な女性の一面も拝めて、
ますます大好きになりました。
小劇場界最強の吸引力のある女優さんだと思います。
葛木さんは、なんといっても声が素敵。
透明感があって色気があって、キレイ。
あの声とあの短編の猟奇的な世界観はぴったりでした。
満足満足。
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