2010年7月29日木曜日

「特集:ステキな特徴。」 vol.7







-東京ちゃん(とうきょうちゃん、英語表記:Tokyo chan)は、
東京に行ってええかっこをしている人に対するジェラシーと
地元を捨てたことに対する軽蔑を込めた上京した人のことを称する関西弁である。-

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ブログを書きはじめて、
ブログの構造が少しわかった。

(っていうか、いまブログか? というのもなんなんやけど)

ブログ=なんか適当に紹介しといて、そのコメント書いといたら

ええ。

写真ちょっと使こたりしてな。



そらから、今日は東京で見つけたステキな特徴
紹介するぜぇー!
(全盛期のGLAYのメンバー紹介風。)

イェイっ!!



「最近、外国人観光客が異常に多い!イェイっ!








銀座でミニ上海万博できるんちゃうか。







「電車内を歩いて車両移動するヤツが異常に多い!」イェイっ!












そんなに出口の近くに乗りたいんか?
あほか、ドア閉める音がうるさいからじっーとしとけ!









「食べ物屋のトイレ、異常に狭いっ!」イェイっ!



















これ、ドアどうやって閉めるんかわかれへんやろ!
っちゅーくらい狭いトイレの店、多すぎやろ。
土地代高いからな、そんなもんに面積使われへんねやろな。







「お金ないって、いいすぎやろっ!」イェイっ!

















どいつも、こいつも、いまお金ないって、
コンビニばっかり、いっとるからやろっ!!!!!
1000円単位でATMおろすいうてキミ中学生か。





「デニムと白のコーディネート、着すぎやろっ!」イェイっ!

















なんの雑誌にのったか知らんけど、この着回し(上下色反対もふくめ)多すぎ。
マリンが流行るいうたら、ボーダーばっかりやし、
どうせ冬になったら黒のレギンス(←大嫌い)だらけなるんやろな…。


この街、どうかしてるぜっ!(ブラマヨ吉田風。)



あー、もう飽きてきた、
(全体的にへんな写真選んでしもた…。)

でも
この特集、また気が向いたら

やってみよ。



(あっ、しもたっ、
 ブログの順番スミス抜かしてしもた…やんけ♥)


2010年7月26日月曜日

「のぼうの城」の城










(今回は歴史ネタに挑戦。)


時は戦国末期。

武蔵国の端にある小大名・成田氏の居城
「忍城」を、
知将・石田三成率いる
2万数千の軍勢が包囲した。



折しも城主・氏長と兵力の大半は、
遠く小田原に遠征中。

残された戦力は、百姓も合わせても2千名ほど。

しかも、留守を預かる城代は、
でく「のぼう」と呼ばれて
戦には縁遠い、
城主の従兄・長親。



派手好きな三成は、城の周りをぐるりと土手で
囲って
水攻めのつもりのようだが…。

完全な死亡フラグの中で、
のぼう様と城兵、そして氏長の美しい
娘・甲斐姫の
命運やいかに!?


…という筋書きで、全国的には無名の
武将の特異な活躍を描き、
直木賞や本屋大賞にもノミネート

された「のぼうの城」(著:和田竜)














村萬斎さん主演で、来年には映画化されるとか。



私、以前「埼玉に戦国の英雄はいない」と
書いたのですが…




一部ではメジャーな戦国武将になって
いたのですね、
のぼう様…すみません。

(ローカルではそこそこ有名な人。)



そのお詫び参りを含めて、今回は
一路「のぼうの城」の舞台へ。


***


蒸気機関車で有名な秩父鉄道の、
「行田市」駅にて。


暑い、暑いぞ…そりゃそうか。
お隣は日本最高気温の街・熊谷市。
(=夏のビールを日本いち美味しく感じる街)


はやく涼しいところに行かないと、
自分が「のぼう」になりそう…。


駅前の交番で道を聞くと、
徒歩で10分、バスだと15分
(途中で道が混むらしい…そんなに?)
とのことなので、歩きはじめると、、


本当に、すかさずという感じで
「本丸」という地名の表札。



そのまんまお城という感じの
名前だなーと思って、

道の反対側を見上げると、




池…石垣…白い壁…瓦屋根。






前置きの長さの割りに、

もうですか?
























もうでした。





商店街の端に
、ボボンと城が現れます。

(最寄駅からの距離では、江戸・大阪城の次
くらいに近いのではないかと。)



実際には20年くらい前に再建された
櫓らしいのですが、
何ともインスタントにできる時代体験。


城というには小さいものの、
石垣はスキッと、屋根の反りはキリッと
なかなかハンサムなつくり。




















この辺りは、昔、利根川が
しょっちゅう洪水を起こしていたので、
「水塚」といって、地盤が不安定な土地に
高い建物をつくる技術が発達。


「浮き城」という別称が表すように、
だから、三成が水攻めに出たときも
徹底抗戦することができたのではない
かと思うのです。




小さい城を舞台に、
大きな戦をしたのぼう様。















(櫓の他にも、お城らしく整備されていました。)



この戦いの後は、浮いたり沈んだりの人生を
送ったらしいのですが、一流の武将として
知られるようになったということで、
長親、もって瞑すべし。


***


「のぼうの城」が意外と簡単に見つかったので、
相手方の三成が本陣を築いた丸墓山にも
向かってみることに。


この山、「墓」とつくだけあって、
正体は日本最大の円形古墳。

「日本最大」とつくと、
いつもは心躍るのですが、

暑い中歩いた後に登るのはちょっとキツい…。
















(丸墓山の頂上から。平野なので遠くまで見えます。
古墳については、また別の機会に語ります!)



ものの資料によれば、この古墳を
中心にして
全長約30kmの土手で
城を囲ったらしいのですが、、



現地に行ってみると、
本当にそんなことできたの?


と、ちょっと疑いたくなる。



城まで少し距離があるし、
水を取り込んだ利根川まではもっと遠い。
(現代人の感覚で。)


あの時代のエネルギーが、
それを
可能にしていたのかも
しれません。



***



と、こんな感じで、攻める側・守る側
両方の視点で「のぼうの城」の舞台を
めぐることができる埼玉県行田市。


ゼリーフライというおからのコロッケ?が
名物らしく、市内のあちらこちらで
揚げたてが売られております。
(「ゼリー」は「銭」から来たらしい。)


素朴な味でヘルシーなので、
小腹が減ったときにお試しあれ。

(揚げたてはおいしい。)

2010年7月21日水曜日

09














今回の作品については、すごい後ほどご紹介するとして

まんぷく回に度々出てくる「ギャラリー」という言葉について

ちょっとだけ、内容薄めでお話したいと思います。


「ギャラリー」。(=画廊)

なんか響きが洒落てますが

そもそも「ギャラリー」てなんなんでしょう。


wikiには「美術作品を展示するスペースのこと。」とあります。

たしかに、“スペース”というのは的を得ているように感じます。

「施設」というよりは、感覚的に「突然出没する“スペース”」なんですよね。

だからこちらも日常の延長上にふとそのスペースに入り込んで

心を休めたり、

いつもとは違うことを考えたりするのが

自然の行いだと思っています。


できることなら、いつも発見や感動があったり

居心地のいい場所であってほしいものですが、

なかなか自分に波長の合うスペースを見つけるのは難しいものです。



私が主に足を運んでいるのは

公共的なギャラリー(区民ホールなどに併設されているような)ではなく

商業的ギャラリーです。

ここでいう「ギャラリー」とは常に

商業を目的としたギャラリーを指しています。


あまりつっこまれると厳しいのですが

私でも把握しているギャラリーの基本中の基本を

ここらあたりでまとめてみますと…



無料です。

美術館と違ってお金は大概取られません。

お洋服のお店みたいなもので

買うのはもちろん代金を払わなければいけませんが

見る分にはロハなのです。



分類できます。

一口にギャラリーといっても、

いくつかの特性があって分類することができます。

これを知っていると行く前には

だいたいギャラリーの雰囲気が掴めます。


A『貸しギャラリー』。

作家さんからお金をもらって場所を貸すギャラリー。

売り上げの手数料も何パーかもってっちゃいます。

日本のギャラリーはほとんどこちらのシステムです。


B『プライマリー・ギャラリー(企画ギャラリー)』

美術商が自ら作家を選んできて展示し、

顧客に販売することで収入を得ます。

ギャラリーの特性が出やすいし、

まだ名の知れない作家さんをいち早く紹介してくれるので

私は普段もっぱらこれらに足を運んでいます。


C『セカンダリー・ギャラリー』

印象派やピカソなどすでに流通している作品を

オークションやコレクターから

仕入れて販売するギャラリー。

私はあんまり興味ありません…



以上。




ええっ、2項目しかないよ!

そうなんです。私が人に説明できるのはギリここまでです。

ふーあぶないあぶない。

補足ですが

ギャラリーによってはAなんだけどBもしてるよ、とか

全て厳密に分類することはできないかもしれません。

でも、ざっくりと分けるならこのくらいなんじゃないでしょか。

たぶん。


東京のギャラリー分布図は

やはり銀座近辺に集中していると思いますが、

バブル崩壊以降、

馬喰町はじめ茅場町や清澄白河などにも分散してきているようです。


先日ご紹介したかつての「食糧ビルディング」しかり「馬喰町」しかり

「あそこらへん(わりと都心に近くて)安くて広い場所が空いてるぞ!」

となれば住み着きだすのがギャラリーです。

たくましい。


どうやら神田・馬喰町・浅草橋・日本橋を結ぶ地域を

「セントラルイースト東京(CET)」とか言って

盛り上げようとする動きもあるそうで…



で、今回はなぜにギャラリーの事をまとめたかといいますと

自宅の近く5分ほどにも、いいギャラリーが出来(て)たんです!!

(がっかりしないでー)

もちろん、上記でいう②ーBです!

しかも、展示してた作品がけっこう好み!








































牛骨…、
いったい何があったのー?!




































































何かが潜んでいそう…







木彫の作品。

意味深な表現にじっと魅入ってストーリーを想像してしまいます。

なんか物悲しいけれど、ミニチュアなサイズに

ひそやかな人間の営みを感じて愛おしく思いました。

この作家さんはまだ1981年生まれのまだ若い方です。

でもすごい技術力。

雰囲気と表現が

ドイツの作家シュテファン・ヴァルケンホールに似てるように思うけど…。















こちらは主に人物の作品ですが。







とりあえず、すごい巡り合わせ。

家の近所に好みのギャラリーが出来てたなんて。

頑張ってCETエリア(近辺)に住んでてよかったなぁ…と

しみじみ「ギャラリー」の根本から振り返ってしまうくらい

嬉しい出来事なのでした。








2010年7月14日水曜日

観劇No.9

演劇集団アーバンフォレスト「真夜中の取調室」

2010.5.5.wed シアターグリーンBIG TREE THEATER

★★★☆☆


















〈あらすじなどはこちら〉http://www.urbanforest.jp/



ここの女優さん、誰かに似てるなぁと思っていてこないだ気付きました。

椿鬼奴でした。


以前知り合いが出演した時とても面白かったので

観に行くようになったココ。

DM特典でチケットがお安くなったりする心配りが

貧乏人にはたまりませんよありがとう!


個人的に、大きな劇場よりも

観客と近い中くらいの劇場が似合う気がします。

だから今回ばっちりでしたね。



ミステリーコメディと銘打った今作のストーリーはこうです。



ある夜、小さなジャズバーで殺人事件が起きます。

目撃者は5人。

常連の女性、カップル、寡黙な成年、そしてバーテン。

刑事は5人を個別に事情聴取しますが、全員の証言が全く違うのです。

嘘をついているのは誰か?犯人は?何のために嘘をつくのか?

果たして刑事は事件の裏に隠された真実を暴くことができるのか!?



あらすじがすでに面白そう~!

ミステリー好きにはたまりません。

用事があったのにこれ読んでついつい行っちゃいましたもん。

取調室での会話劇を期待して。


というのも、わたし1部屋の中で事件が起きる話が大好き。

映画でいうと「チャイニーズディナー」や「2LDK」。

(両方とも堤幸彦監督だわ)

誰に言っても理解されないチョイスなんですけどね…

「チャイニーズディナー」のIZAMは最高ですよ!



話を戻しますが、これ面白かったです!


まずセットがいいなぁと。

ジャズバーの上部にせり出す形で取調室が作られていました。

1階がジャズバー、2階が取調室、と言えば解りやすいですかね?

同じ空間に2つの場所が混在するセットはとても演劇的ですね。


余談ですけど、演劇ではスポットライトだけで別の場所を表現できます。

(ドラマでもたまにありますね、急に妄想に入るシーンとか)

舞台上はただの空間ですが、役者の見ている風景が伝わってくる時があって、

そういうとき、人間の想像力ってすごいなぁと思います。


これはネタバレすると面白くないので

くわしくは書きませんけど、(再演する可能性もあるしね)

良く出来たストーリーで、

誰かに話したくなる「シックスセンス」系の結末でした。

犯人、というか、からくりがわかった時は思わず

「あなたはだぁれ!?」とつっこんでしまいましたが(笑)


いろんな疑問がラストできゅーっとまとまってスッキリ!

でもでも、一番最後の没シーン?は再現しないほうがわたしは好き。

せっかくかっこよく感動的に終ると思ったら!

作者の照れですかね~?

ちょっとガクッときちゃいました。

シリアスに終るのは悪くないと思うのですがね。