2010年7月14日水曜日

観劇No.9

演劇集団アーバンフォレスト「真夜中の取調室」

2010.5.5.wed シアターグリーンBIG TREE THEATER

★★★☆☆


















〈あらすじなどはこちら〉http://www.urbanforest.jp/



ここの女優さん、誰かに似てるなぁと思っていてこないだ気付きました。

椿鬼奴でした。


以前知り合いが出演した時とても面白かったので

観に行くようになったココ。

DM特典でチケットがお安くなったりする心配りが

貧乏人にはたまりませんよありがとう!


個人的に、大きな劇場よりも

観客と近い中くらいの劇場が似合う気がします。

だから今回ばっちりでしたね。



ミステリーコメディと銘打った今作のストーリーはこうです。



ある夜、小さなジャズバーで殺人事件が起きます。

目撃者は5人。

常連の女性、カップル、寡黙な成年、そしてバーテン。

刑事は5人を個別に事情聴取しますが、全員の証言が全く違うのです。

嘘をついているのは誰か?犯人は?何のために嘘をつくのか?

果たして刑事は事件の裏に隠された真実を暴くことができるのか!?



あらすじがすでに面白そう~!

ミステリー好きにはたまりません。

用事があったのにこれ読んでついつい行っちゃいましたもん。

取調室での会話劇を期待して。


というのも、わたし1部屋の中で事件が起きる話が大好き。

映画でいうと「チャイニーズディナー」や「2LDK」。

(両方とも堤幸彦監督だわ)

誰に言っても理解されないチョイスなんですけどね…

「チャイニーズディナー」のIZAMは最高ですよ!



話を戻しますが、これ面白かったです!


まずセットがいいなぁと。

ジャズバーの上部にせり出す形で取調室が作られていました。

1階がジャズバー、2階が取調室、と言えば解りやすいですかね?

同じ空間に2つの場所が混在するセットはとても演劇的ですね。


余談ですけど、演劇ではスポットライトだけで別の場所を表現できます。

(ドラマでもたまにありますね、急に妄想に入るシーンとか)

舞台上はただの空間ですが、役者の見ている風景が伝わってくる時があって、

そういうとき、人間の想像力ってすごいなぁと思います。


これはネタバレすると面白くないので

くわしくは書きませんけど、(再演する可能性もあるしね)

良く出来たストーリーで、

誰かに話したくなる「シックスセンス」系の結末でした。

犯人、というか、からくりがわかった時は思わず

「あなたはだぁれ!?」とつっこんでしまいましたが(笑)


いろんな疑問がラストできゅーっとまとまってスッキリ!

でもでも、一番最後の没シーン?は再現しないほうがわたしは好き。

せっかくかっこよく感動的に終ると思ったら!

作者の照れですかね~?

ちょっとガクッときちゃいました。

シリアスに終るのは悪くないと思うのですがね。







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