観劇No.9
演劇集団アーバンフォレスト「真夜中の取調室」
2010.5.5.wed シアターグリーンBIG TREE THEATER
★★★☆☆
〈あらすじなどはこちら〉http://www.urbanforest.jp/
ここの女優さん、誰かに似てるなぁと思っていてこないだ気付きました。
椿鬼奴でした。
以前知り合いが出演した時とても面白かったので
観に行くようになったココ。
DM特典でチケットがお安くなったりする心配りが
貧乏人にはたまりませんよありがとう!
個人的に、大きな劇場よりも
観客と近い中くらいの劇場が似合う気がします。
だから今回ばっちりでしたね。
ミステリーコメディと銘打った今作のストーリーはこうです。
ある夜、小さなジャズバーで殺人事件が起きます。
目撃者は5人。
常連の女性、カップル、寡黙な成年、そしてバーテン。
刑事は5人を個別に事情聴取しますが、全員の証言が全く違うのです。
嘘をついているのは誰か?犯人は?何のために嘘をつくのか?
果たして刑事は事件の裏に隠された真実を暴くことができるのか!?
あらすじがすでに面白そう~!
ミステリー好きにはたまりません。
用事があったのにこれ読んでついつい行っちゃいましたもん。
取調室での会話劇を期待して。
というのも、わたし1部屋の中で事件が起きる話が大好き。
映画でいうと「チャイニーズディナー」や「2LDK」。
(両方とも堤幸彦監督だわ)
誰に言っても理解されないチョイスなんですけどね…
「チャイニーズディナー」のIZAMは最高ですよ!
話を戻しますが、これ面白かったです!
まずセットがいいなぁと。
ジャズバーの上部にせり出す形で取調室が作られていました。
1階がジャズバー、2階が取調室、と言えば解りやすいですかね?
同じ空間に2つの場所が混在するセットはとても演劇的ですね。
余談ですけど、演劇ではスポットライトだけで別の場所を表現できます。
(ドラマでもたまにありますね、急に妄想に入るシーンとか)
舞台上はただの空間ですが、役者の見ている風景が伝わってくる時があって、
そういうとき、人間の想像力ってすごいなぁと思います。
これはネタバレすると面白くないので
くわしくは書きませんけど、(再演する可能性もあるしね)
良く出来たストーリーで、
誰かに話したくなる「シックスセンス」系の結末でした。
犯人、というか、からくりがわかった時は思わず
「あなたはだぁれ!?」とつっこんでしまいましたが(笑)
いろんな疑問がラストできゅーっとまとまってスッキリ!
でもでも、一番最後の没シーン?は再現しないほうがわたしは好き。
せっかくかっこよく感動的に終ると思ったら!
作者の照れですかね~?
ちょっとガクッときちゃいました。
シリアスに終るのは悪くないと思うのですがね。
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