2012年5月10日木曜日

【番外】歴史は、偉人だけのものじゃない!


※文科省非公認
三度の飯よりも歴史が好きな、本の虫ならぬ歴史の虫。
勝手な解釈で、歴史をカジュアルにお届けします。
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今回は歴史ネタではありませんが、
この場を借りて言いたいことがありましたもので。


ひとことで「歴史」と言っても、
そこには、名も知れないごく普通の人たちの人生だってあったはず。

有名な武将やお侍、茶人や貴族、
お坊さんや歌舞伎役者たちだけが
生きてきたわけじゃない!!!

教科書に載ってなくたって、
商人も、町人も、農民も、
みんな必死で生きてきたんだー!


ということです。

実はこれを気づかせてくれたTV番組があるのです。
正直、これを観るまでは、
あまりそんなこと意識したことがありませんでした。

それが、今期シーズン4に突入した「タイムスクープハンター」。
(NHK 毎週火曜日・22:55~  出演:要潤、杏、その他)
これが、とてもいいんです。


ドラマじゃないんです。情報番組でもないんです。
ドキュメンタリーなんです。撮り方が。

設定は、未来からジャーナリストとして派遣された要潤が、
当時の時代の生活を取材するということ。


あのブレアウィッチやクローバーフィールドを彷彿とさせる
ドキュメンタリータッチで描いた演出なのです。
※演出は有名な映像クリエーターのようです。

街中の雰囲気も、人々の暮らし方も、
衣装も、髪型も、とってもリアルなんです。
(セリフも当時の言葉に近づけようとしています)

そして、これが一番言いたかったことなのですが、
取材対象(つまり主人公)が、名も知れぬ町人や農民たちなのです。


さらにおもしろくしているのが、
毎回取り上げられるテーマがマニアックすぎること!



たとえば、当時の習わしを紹介したシリーズ。

●「熱狂!初カツオ争奪戦」
江戸で流行った“初もの”ブーム。
中でも人気があったのが、食べると寿命が750日延びるとされる初カツオ。
数少ないカツオを町人同士が奪い合う大争奪戦をしたり。

●「決戦!修羅場の妻たち」
離縁された妻が、元夫の再婚相手(新妻)の家を襲撃する習わし。
前もって予告し新妻の方も元妻を迎え打つ。
いわばゲームのようなもので、最後は仲裁役が入って丸くおさまる。


職業紹介シリーズでいうと、


●「のろしを上げよ!」
平安時代、九州・対馬に配置されていた「のろしの番人」。
海をゆく船を交易船か海賊船か見分け、
のろしで陸地に知らせることに命をかけた男たちがいたこと。

●「髪結い ちょんまげ騒動記」
髪が薄くなってしまったお侍のところにお忍びで出張する髪結い職人の話。
武士は、ちょんまげが結えないと引退するという決まりがあったため、
カツラが外れるとタダじゃすませられない髪結い職人がいたこと。

といったように。

名もなき人々のリアルな人生にフォーカスし、
当時の人々が精一杯いきていた日々を教えてくれるTV番組。

時代に合わせて、教科書なんかに載っていない
さまざまな職業やしきたりがあったこともとてもよく分かります。

偉人たちのようにドラマチックじゃなかっても、
町民ひとりひとりの人生も、立派な歴史。

ということは・・・


いま生きている自分の人生だって、
立派な歴史になるはず!!


と励まされたりなんかして。


番組HPには他にもまだまだ載ってます!
こちらをチェック↓


ぜひ、観てみてください〜。

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