2012年5月24日木曜日










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観劇No74
「新撰組異聞 PEACE MAKER 再炎」 
シアターGロッソ 2012.4.15.sun
★★★★★







昨年上演されたピスメ再炎! ←こじゃれてる。


ピスメは個人的に「2011年イケてたオープニングナンバーワン!」
毎日でも観たい作品でした。
一部キャストチェンジして挑む再炎は、
はてさてどんな進化をとげているでしょうか!

って、面白興奮して吐血ッ。

内容はほぼ一緒ですが、初演よりも原作に忠実に描かれており、
新しいシーンが追加されてました。
(初演を観て気に入り、原作も読んでみたんですよ~ふふ~)

スクリーンに映るCG映像もグレードアップ。
特に局中法度を読み上げるシーンの鎖の映像が素敵でした~

聖闘士星矢の舞台も映像とコラボすればいいのにね。ね。

新撰組ってだけで眉間にシワのよる私ですが、これは別腹!
なぜって、
兼崎さん演じる土方歳三がどわい好きだからだお!(ドヤー)

兼崎さんが好きなのか、兼崎さんが演じてる土方さんが好きなのか、
たぶん両方ですが、殺陣姿も麗しい長身の土方さんが、
ひく~~~く響く声で発する「ナ行」が異常に好きです。
ナニヌネノ。

らぶっ!!

ピスメの見所の一つは日々変わるアドリブ芝居。
中でも沖田・土方のおふざけコーナーは神がかってます。
ここでしか観られないお茶目な沖田・土方に出会えます。
ご飯3杯いけます。
沖田に放浪される土方さんがあたしゃ大好物だよーーーーーー!!

らぶっ!!

と、土方さんのことしか言ってませんが、
正直私、ピスメに関しては土方さんを観にいってるのでいいんです。
そんな楽しみ方もあるんです!

文句はみとめん!



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観劇No75
空想組曲「深海のカンパネルラ」
赤坂レッドシアター 2012.4.15.sun
★★★★☆













おお、何とも感想の書きにくいお話だったことよ…!
書こうとすると手が止まる。

日常のリアルと物語のファンタジーを融合させた世界観が特徴の空想組曲。
今作は友人の死を扱ったお話。

一言で表すと、美しいお芝居!と感じました。
役者陣の演技は申し分なく、セットも音楽も照明も芸術的。
(人がモノクロに見える黄色い照明の使い方が素晴らしい!)
美しい。
しかし刺々しい。

これきっと、観る人の経験値によって、ずいぶん感じ方の違うお話だと思う。
私は、小さい小さい光を見つけましたよ。

親友を海の事故で亡くした主人公のリクは、
大学にもいかず部屋に籠って「銀河鉄道の夜」の世界に没頭して行く。
妄想の中でリクはジョバンニとなり、
カンパネルラ(亡くなった友人のケンジ)と銀河鉄道で旅をする。

ひきこもるリクには、心配してくれる姉や友人がいるけど、
ケンジとの思い出に逃げて、未来へ歩き出そうとしない。

思い出をちゃんと思い出して、忘れて、未来への一歩を踏み出せるのか。
その葛藤が描かれてました。

息苦しくて痛々しいシーンに胸を痛めたりもしましたが、
比較的ニュートラルに観劇。
おやおや?今回の私は空想組曲をこんな感じで観ちゃうわけ?
なんて思ってたんですけど、
ラストでは急に、本当に急に、待ってましたとばかりに涙が溢れ…
これにはびっくり。
解脱した感じ(笑)
そうか、ここへ至るための数時間だったか、と。

印象に残った役者さんを上げようと思ったけど、
全員よかったのでどうしよう…(笑)

リク役、多田さんの爽やかさと狂気をいったりきたりする演技には釘付け。
ケンジ役の篤海さんはとにかく嫌味のないイケメン!
輪から外れた時の表情が捨て犬のようで切なくなりました。

小玉嬢は相変わらずの存在感と面白さ!
大好き!大好き!!大好き!!!

初見だったとかげさんも不思議な佇まいで魅力的でした。
石黒さんのザネリもうざくって最高!

でも、一番印象に残ってるのは、車掌&ケンジの父を演じた古川さん。
振り向きざま車掌から父へ変わる瞬間があったんですが、
その変身の鮮やかさに驚きました。
本当に人が変わったんです。心底びっくりした。
ベテランの凄さを感じました。

星が好きだったケンジは深海へ、
水族館が好きなリクは天空へ想いを馳せる。

見終わってタイトルの意味を考えたとき、
また泣きました。


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