
-東京ちゃん(とうきょうちゃん、英語表記:Tokyo chan)は、
東京に行ってええかっこをしている人に対するジェラシーと
地元を捨てたことに対する軽蔑を込めた上京した人のことを称する関西弁である。-
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先週の金曜日、
予想をはるかに超える
M9.0の大地震と大津波が東日本を襲った。
その影響で
東京タワーの先端が曲がってしまったらしく、
今朝、それが確認できるところまで行って
写真を撮ってきた。
↓これ

↓ズーム
アンテナが曲がったことにより、
一部地域でテレビの映りが悪くなっている場所も
あるそうだが、
この間行った、東麻布の居酒屋では
いままで見られなかったチャンネルが映るようになった
と喜んでいた。
がしかし、
テレビでは
1週間経ったいまも、
災害の痛ましい映像や
困窮を極める避難所の人々、
原発の事故対策、計画停電、
帰宅困難者、買い占め問題 など
逆L型のレイアウトで文字情報とともに
1日中やっていて、
AC♪~のサウンドロゴともあいまって
見ているだけで気がめいる。
夜になると、
節電で街中が真っ暗になり、
いつになったら元にもどるんやろ?
と考えてしまい、ますます気がめいる。
16年前、僕は震度7の
阪神・淡路大震災を経験した。
倒壊して瓦礫の山となった街、
爆弾が落ちたような街の中で
2週間、電気も水もなく
2ヶ月間、ガスもない生活をした。
実家もなくなり、
いろんなモノを失った。
建物がなくなると、
そこでの想い出も一緒になくなってしまう。
でも、
神戸の場合は、倒壊をまぬがれたビルも
あったため、
なんとか街のカタチはとどめることができたが
今回の東日本大震災で、東北の被災地は
地域ごと流されてしまっているので、
どのように復興していくのか
とても深刻な問題だと思う。
当時のことは、
思い出そうとしても、よく覚えていないことと
鮮明に覚えていることがある。
いちばん覚えているのが、
「人を救うのは、人しかいない。」
というコピーで
鮮烈に登場した
公共広告機構「阪神大震災・井戸水篇」のCM。
その後
さまざまなシリーズで展開し
被災した人を元気づけるメッセージを送り続けた。
(ちなみにこのCMは
1995年のACCグランプリを獲りました)
べつにACのCMじゃなくても、
ふつうのCMでも、
できると思う。
人を元気にしたり、励ましたり、
気分がめいるのを、明るくしたり、
そんな広告を、毎日の仕事の中で
めざしていきたいと思う。
暗い街の人のこころも暖めることが
できるのがこの仕事だと思うから。
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