2011年6月7日火曜日















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観劇No.33

BQMAP20周年記念公演「大図~月から江戸まで800歩~」

2011.5.7.sat

★★★☆☆








20周年を向かえたBQMAPさん。

劇団を20年て…私が小学生のときに旗揚げされたってことで…ひー

演劇より演劇らしいドラマがありそうですね~


さて、そんな今作は、時代劇でミュージカルです。

日本地図を作るため蝦夷を歩く伊能忠敬や間宮林蔵などなど、

教科書で見たことのある歴史上の人物がかなり脚色されて登場。

さらにはオズの魔法使いのキャラクターを模した落ちこぼれ隠密4人組、

吉原の花魁、薩摩藩、エカテリーナ2世などなどが、

完成間近の大図(日本地図)奪還を目指して奔走。

華やかでほろりとくるエンターテイメント作品でした。


今回私の心を持っていったのは、

知桐さん演じるエカテリーナ2世の1人マトリョーシカ遊び。

なにあれずるい!

会場出て即セリフメモっちゃったくらい大爆笑。

素敵すぎる。


そして丘崎さんのセクシー花魁。

椿鬼奴さんよりよっぽどキャサリン・ゼタ・ジョーンズでした。


笑いあり感動ありの20周年にふさわしい華やかさ。

今後とも素敵な舞台を見せていただきたいと思います。



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観劇No.34

ガラス玉遊戯「わたしのゆめ」

2011.5.12.thu

★★★★☆













とある小学校の保護者会。

先生も交えて話し合う議題は、次回の課外授業に呼ぶ講師を誰にするか。

事前にとった子どもたちへのアンケートで、

呼んでほしい職業ナンバー1に選んだのは、

なんキャバ嬢。

将来なりたい職業にキャバ嬢を選んだ子も多数います。

小学校にキャバ嬢を呼ぶか呼ばないか。

保護者は「賛成派」と「反対派」に別れ、意見は堂々巡り。結論がでません。

そこへ、キャバクラに勤めながら女手一つで子どもを育てる母親がやってきます。

課外授業の講師を引き受けようと意気揚々とやってきた母親ですが、

反対派の母親たちとガッツリ対立!

さぁ、次回の課外授業はどうなるのでしょう…?


てな話です。


「12人の怒れる男」を彷彿とさせる議論バトルでした。

こういうの大好き!


キャバ嬢ってのがまた今っぽい。

実際、中高生の将来なりたい職業アンケートではキャバ嬢が上位にランクインとか。

ドラマや漫画で美しく着飾って大金を稼ぐキャバ嬢が活躍してますから、

憧れる気持ちもわかりますよね。


でも実際はそんなに楽な仕事じゃない。

将来の夢をイメージだけで安易に決めないよう、

実際の仕事をしっかり解らせるために呼んだ方がいいという賛成派。


小学生に夜の仕事の話を聞かせるのはまだ早すぎる、

性的に間違いをおかしたらどうするんだ、という反対派。


私はみんなの意見に共感しちゃって、

どちらの意見にも「そ~だよなぁ~」「たしかにね~」ところっころ賛同しちゃいました。


もし私が母親でキャバ嬢だったら…

もし厳格な教育ママだったら…

もし先生だったら…

どの意見も正しいんだと思います。


私は先生の、なんだかひどく諦めに満ちた、

「大丈夫ですよ。親や先生がダメダメでも、子どもは意外と育つもんです」

というような言葉が印象的でした。


現実にありそうな人間模様がとっても好みでした。





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