2010年5月19日水曜日

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………。

いきなりどデカく掲げてしまいました。

まじめか!ちょっとまじめかも!



椹木野衣さんは、さわらぎのいさんと読みます。

多摩美術大学准教授で美術評論家です。


ケーアイしてるんです、というほど著書読んでないし

椹木さんを平たく説明するのは難しいんですが

とにかくわたしでもわかる評論を書いてくださる人です。(説明薄)

展覧会レビューを書くにあたってどうしても冒頭に載せたい言葉でした。。




わたしはアート作品を見るのが好きです。


こんなこと堂々と言ったら、大抵ややこしやな扱いを受けます。

気持ちはわかります。

もし合コンの席で「俺、アート好きなんだよねえ。」と

のっけから宣う男性がいたら、

わたしだって警戒してしまいます。


そもそも「アート」てなんなんでしょう。

どっからどこまで?

いやもう、実はぜんぜん分からないんです。

「好き」とは言うものの、専門的な知識などほとんどないんです。マジで。


じゃあ、何を「アート」と思って「好き」なんでしょか。

もともと文才がないのにこれを文字に現すのは、いごっそう困難です。

でも頑張ることにしました。

危ない橋ですが渡ることにしました。


苦肉の策として、ある展覧会の写真から説明しようと思います。

まずは、下の展示の様子をごらんください。。














































いったいどういう状況でしょう。


これはホンモノの人間の体の一部が枯山水の石にみたてられているんです。

つまり砂利から出ている部分がお尻だったり髪の毛だったり足だったりしています。

第1回目からいきなり衝撃的な写真をのせてしまいました。

倫理違反でこのBlogが閉鎖になったらどうしよう。さーせん!


でもこの衝撃がわたしには「アート」なんです。(皆さん戻ってきて下さい)


これは世界的に有名なギャラリスト(美術商)小山登美夫さんのギャラリーで行われたオーストリアのアーティスト集団『ジェラティン』によるパフォーマンスです。

こんな情景生まれて初めて見ました。

もちろん生きている人の一部分なので、

よく見るとひくひく動いているんです。

張りつめる緊張感、簡素な構図の美しさ。

人体石庭の前に用意された縁側に座って眺めていると、

本当の枯山水を眺めていた時とは真反対の、心のざわつきを感じたすごい体験でした。


つまり、こういった驚きの体験をさせてくれるもの、

「今までに見たことない、感じたことないモノ」で

ココロ満たしてくれる存在が、あたいの「アート」やの。

そいで、そういった類いの「アート」を「現代アート」と思ってんの。

ということなんです。


わたしの善し悪しの判断は、「なんかいい」「なんかいや」。

(この”なんか”に何が含まれてたんやろ、とは後で考えますが。)

この展示の場合、「なんかよかった」んですねえ。おしりが、じゃないですよ。


上に掲げた椹木さんの言葉は、

そんなぺらっぺらのわたしの審美眼を、力強く補助してくれる ありがたい言葉でした。

もちろん『ジェラティン』の作品を受け入れられない人もいるでしょう。

「アート」の感じ方はひとそれぞれ。正解はありません。

それでも肯定する勇気を持つこと、

鑑賞者も常に「アート」が進化する上で重要な役割であること、

あらためてつよく、心に留めるようになりました。

ありがとう椹木さん、

こんどブックオフで見かけたら本買ってみます…!


以来勇気100%、どんな作品にも物怖じすることなく、

がっぷり四つで向き合えるようになりました。

そしてなるべく新しい作品を見るよう心がけています。

たいがいの週末は、「アートの可能性を広げ行脚」で、

あちこちのギャラリー、美術館を徘徊です。

あんなパンク作品もあるし、なまらエキサイティング!

ばっちこい現代アート!


…ということで

わたしの唯一の趣味である「アート鑑賞」。

出会った作品の感想を冒頭の言葉を言い訳に、できるだけ率直に語り

不可解に思われがちな(今回でさらに思われてしまったか不安)

「アート」の現状を詳しくレポートしてゆきたいと思います。


ルールはひとつだけ。

◎故人の作品は批評しない。

(よほど無名な方で、よほどすばらしいと思わない限り。)


次回から2010年見た展示のレポートを発表してきます。

今回紹介した作品よりはもうちょっと衝撃度すくなめですから!


*ART iT  

特集:現代アートの「2009 >> 2010」ー2009年=ゼロ年代回顧 by 椹木野衣

より引用しました。



2010年5月18日火曜日







こんにちは、フシギです。


そういえばわたしのニックネーム、

入社前から「フシギ」に決まっていたのですよ。 

初日早々「フシギちゃんて呼んでええか?」と、

牛タンを食べつつ上司言われましたよ。

わたしはハンバーグでした。

どうでもいい。


はて、面接で何をしたらそんなニックネームになりましょうや。


わたしったら、それからずっと「フシギ」って呼ばれてます。

どーですか。イタいですか。知ってます。


では残りの4月分いってみましょう。



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観劇No.3

劇団6番シード 『ドライビングエンゼルフィッシュ』 2010.4.17.sat 東京芸術劇場小ホール

フシギ満足度★★★☆☆

〈あらすじなどはこちら〉

http://www.6banceed.com/what6c/6cayumi/kouenkiroku/daf/index.html


鱗町(うろこまち)という町に住む奇妙な住人たちと、

犯罪組織エンゼルフィッシュ、

それを撲滅しようと奔走する警察とが巻き起こす大追走劇です。


楽しく観てもらえればいいじゃん!って思いで作られた作品だと思います。

だから口あたりライト。

しかし、キャラクターは濃ゆい。

まるで漫画から飛び出してきたかのような解りやすいキャラクターが、

漫画のような展開でどったんばったんするので、

難しいことを考えずにぽーっとしてても楽しめました。 

たぶん、今までに観た芝居の中で、ナンバーワンの場面転換数(笑)

役者さんの体力がすごい。


出演者の1人に知り合いの大輔発見!

思いがけずの再会でテンションが上がりました。

大輔は、以前innnerchildのワークショップで一緒だった役者で、

芝居がしたくて脱サラし、今は「東京バンビ」って劇団で芝居してます。

よかったらご贔屓に★ → http://tokyobambi.p1.bindsite.jp/



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観劇No.4

innerchild 『星合』 2010.4.24.sat シアタートラム

★★★☆☆

〈あらすじなどはこちら〉 http://www.innerchild-web.com/


「星合」とは七夕の別名だそうです。

織姫星と彦星の逢引だから星合ですって。ロマンスチックな別名。

星といえば空。

シアタートラムは天井が高く、空を感じさせるにはもってこい。

以前主宰の小手さんが、天井の高い会場が好きだと言ってました。

壮大な精神世界を描くインチャイの世界観には、

イメージが膨らむ広い空間が不可欠なのでしょうね。


毎回思いますが、インチャイの芝居は複雑で難しいですね〜。

神話や古典、民俗学、心理学などが主なモチーフで、

ちょっと勉強していかないと安心して堪能できません。

わたしのような凡人は最低2回は観ないと“理解”までいきません。

観る人を選ぶ劇団だと思います。


それがチラシにも表れていて、

あらすじに関しての情報がいっさいありません(!!)

そのかわりデザインクオリティが高い。

ビジュアルの中に公演テーマに沿ったモチーフが隠されているので、

チラシデザイン自体がストーリーを表しているのでしょう、おそらく。

それに興味がわいたらおこしやす、と。

(集客数がデザイナーの腕に…こわ〜!!)


情報がほしくてHPにいくと、公演するにあたっての企画書があるんです。

それを読み込んでいかないと、話についていけなかったりします。

ね、難しいでしょう?(笑)


今回は簡単に言うと、織姫と彦星の時を越えたラブストーリーなのですが、

そこに神話や時間、民俗学、宇宙学などなど加わって、やっぱり小難しい!

役者の語る宇宙や星の説明を必死で理解しようと努力。

そう、努力。

インチャイの芝居を理解するには努力と集中力が必要なんです!

結局、いろいろわからなかったんだけど…


だかしかーし!

夏彦役の山内さんからは

いろんな感情がバシバシ伝わってきました。

理解できなくても心が動かされちゃう。

観客に伝わるってことは、

演じてる本人の心がめちゃくちゃ動いてるってことですね。

だから、伝わってくる。

そういう役者さんの芝居に出会うと、

「ああ〜嬉しいなぁ!ありがとう!」って思います。


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以上、4月は4本でした。

本当はもっと観たいんですけど、

これ以上増やしたら確実に夕食がもやしになりそうです。

嗚呼、玉の輿に乗りたい。


あ、そうそう。今日でブログ当番が一段落ですよ。

しゃー。

また約1ヶ月後にお会いしましょう。


それでは、ごきげんよう。



2010年5月17日月曜日

 











今朝、うっかりジーンズの社会の窓を開けたまま出社してしまいました。

こんにちは、フシギです。

わたしの前に座っていた方が気の毒です。


さっそく観劇感想を書いていこうと思うのですが、

せっかくなので4月分からちょこっと載せていこうと思うのですよ。

キリがいいし。

基本的にネタバレしてますので、ご注意くださいませね。

…といっても終了した公演ばかりだから

注意することもないじゃないのさ。



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観劇No.1

BQMAP 『太陽の砦』 2010.4.3.sat シアターサンモール

フシギ満足度 ★★★☆☆

〈あらすじなどはこちら〉  http://www.bqmap.com/


毎度、安定感抜群のBQMAP

歴史からモチーフをとり「いつの時代も変わらぬ人の“想い”」を描き続けており、

叙情的な台詞やダイナミックな殺陣には定評があります。(HPからのうけうり)

わたしが観劇貧乏になるきっかけになったのがこの劇団です。


今回は、戦国の世に生きた、教科書に載らない人々の物語。


武士が逃げ出し、朽ち果てたも同然の砦を護る人々のもとに、

味方と勘違いされた夜盗・火焔衆(かえんしゅう。火を武器にする悪〜い人たち)が

招かれるところから始まります。

砦の人々は、みんな戦の犠牲者。

陵辱された女たち、親を殺された子ども、老人、そして唯一生き残った武士。

彼らは敵への復讐に執念を燃やしています。

そんな人々と共に過ごす中で、火焔衆の頭・悪之介(まんまだー)がどう変わっていくか、

その葛藤が見所です。


いつもよりどシリアスで、少し戸惑いました。

面白いシーンももちろんあったのですけど、

テーマ的に笑っちゃいけないんじゃないか…?みたいな雰囲気がありまして。

空気重ーい、みたいなね。

背筋がゾクッとなるようなシーンも何度かありました。

(知桐さんが石で敵を殴り殺す時の表情にゾ〜ッ)


余談ですが、とある筋からの情報によると、

BQMAPのお芝居は、“呼びやすい”波動が出ているそうですよ。

その、この世のものではない何かを…


「太陽の砦」に限らず、こういうことが過去に

実際あったんじゃないかと感じさせるリアリティがありました。

華やかな歴史の中で、教科書に載らない人々が毎日精一杯生きてきたんですね。

彼らも今の日本を作ってきた重要なファクターなのだと。

砦を護る人々の姿が、今後教科書に載ることなどないであろう自分自身の姿に重なりました。

わたしたちが日々頑張って仕事して生きてる今が、

未来の人たちの支えになるといいな。



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観劇No.2

劇団☆新感線 『薔薇とサムライ』 2010.4.3.sat 赤坂ACTシアター

フシギ満足度 ★★★★★

〈あらすじなどはこちら〉  http://www.bara-samu.com/


奇跡的にチケットが取れたよ新感線!取れなすぎだよ新感線!

この公演は、とにかくポスターを見た瞬間から行きたかった。

だって古田新太さんの石川五右衛門と天海祐希さんの女海賊が大暴れする舞台ですよ!

なんて素敵!

しかもポスターの天海さん、オスカルっぽい格好してるけどどういうこと!?

ベルバラアゲインなの?なんなのなんなの!?


と、とにかく不思議いっぱい期待いっぱいで向かった赤坂ACTシアター。

事前に期待しすぎない、っていうのが観劇の鉄則なのですが、

ありあまる期待感大暴走で観てもなお、裏切りませんよ新感線!

納得の5つ星ですよコノヤロウ!!!


まず驚いたのは舞台セット。

ものすごく簡単に言うと、ステージの壁全体がモニターです。(わかります?)

そこに映像や絵を映し出す。絵を変えればいいから場面転換も自由自在。

なんて便利で面白くて豪華なセットだろう!(お金かかってそ〜)

船のセットと、モニターに映る海の映像とのコラボレーションは見事でした。


そして豪華な役者陣!

なんといっても天海さんの、芝居・歌・ダンスのクオリティの高さがすごい〜!

そして華が!もう光り輝いておる!同じ人とは思えないまばゆさです!

近衛兵のような衣装はオスカルを連想させ、昔からのファンを楽しませたでしょう。


そして古田新太のセクシーさ!年齢を重ねなお増すあの色気とコミカルさがすごい!

普通のシーンなのに、古田さんがやるとめっちゃ面白くなるのはなぜか!

なんだかずるい!


個々のキャラクターは破天荒だけど、ストーリーはベタかもしれません。

でも感動してしまうのは、それがこちらの想像を圧倒的に超えたクオリティだから。

ベタって気持ちいい。

たくさんの葛藤をどう乗り越えて行くのか、その人間ドラマがたまらなく面白い。


カーテンコールでは、光の中で輝く役者陣の満足そうな表情に、

複雑な感情の涙があふれました。

単純に、すごい!だったり素敵な時間をありがとう!だったり、

エネルギーにあてられるとそうなりますね。

ねぇ、その光はどうすれば手に入るんですか?と。

あの会場の一体感は、あそこにいた人だけに与えられる特権だと思います。



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と、まずは4月の2公演でした。

今気付いたけど、これ同じ日に観てますね。

マチネ(昼公演)とソワレ(夜公演)。

こんなふうに舞台をハシゴすることもけっこうあります。

ははは、だからいつまでも地デジテレビが買えませんよガッデム。



4月の残りはまたのちほど。






2010年5月14日金曜日












「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」


とは、かの青島刑事の名台詞ですが、

わたしは声を大にして言いたい。


「事件は舞台で起きてるんだぁーーーーー!!」


………………。


こんにちは。

稼いだお金と週末の時間を舞台鑑賞に費やす女、フシギです。

昨年の年間観劇費を計算してみたら、

地デジテレビが余裕で数台買えることに気付きました。

うちはいまだにブラウン管ですよガッデム!



この「事件は舞台で起きている。」は、

そんなフシギが趣味全開の公演チョイスで観劇し、

100%自分基準で感想を綴っていこうというものです。

つまるところ、ただの舞台鑑賞記録じゃんって話なんで、

別に、興味ない人は読まなくったっていいんだからネっ(ツンデレ)


まずはご挨拶がてら、

自分の思う舞台の魅力なんてことをつらつら書いてみようかと。



舞台って観ますか?

残念ながら、現状あまりメジャーな娯楽ではない気がします。

独特のきな臭さがあるし、当たり外れが激しいし、

値段高いし、敷居高いし、なんか白塗りだし。(イメージ的に)


じゃあ、なにが面白いかっていうと、



1.目の前で生の人間が芝居をする。


これですね。

いやいや、あたりまえって言うけども、

芝居するプロの役者を生で観たことありますか?

ビビりますよ?

同じ人間なのに、あきらかに何かが違うんだもの。輝いてるんだもの。

そのエネルギーにのまれて会場がひとつになる感動体験は、

3D映画にも劣らない衝撃。

いろんな意味でスリリング!



2.舞台はどこでもドアであり、魔法です。


劇場は非日常空間で、現実逃避にぴったり!

椅子に座ると、そこは地球であり宇宙であり、

戦国時代であり20XX年であり、もうどこへでも旅立てます。

魔法使いや妖精が魔物と戦ったり、動物や植物が会話したり。


映画でも体験できるって?ノンノン!(ノンノンて!)


だから、それを数メートル先で生役者が演じてるんですって!

CGとか使えないんですよ?

だからなんかもう力ずくですよ。役者が。

ねじ伏せるわけですよ。私妖精よ、って。

客も協力して思い込むわけです。ああ妖精なのね、と。

つまり想像力が試されるわけです。

いろんな意味でクリエーティブ!



3.芸能人を生で観れちゃう。


フシギは生広末を見て、座りながら腰が抜けました。

あんなに美しい人いるんだ〜実際。


売れる前の役者を青田買いして、後に有名になったとき、

「彼のこと、もう何年も観てるけど、上手くなったわよねぇ…(アンニュイに微笑む)」

なんて通ぶってみてもいいんじゃないですか?

いろんな意味でお得!



ねぇ!素晴らしいエンターテイメントじゃないですか? どーですか!



もしこのブログで舞台に興味が湧いたら、是非劇場へ。

一緒に演劇産業を盛り上げていこうじゃないですか!

でもたまたましょーもないのに当たっちゃっても知らないよ! 


以上、あいさつ終わりッ!


追記

時々「不思議☆夢日記」に変身します。お楽しみに☆