2011年6月21日火曜日

シティー・オブ・道に絶対、名前をつける vol.22








-東京ちゃん(とうきょうちゃん、英語表記:Tokyo chan)は、
東京に行ってええかっこをしている人に対するジェラシーと
地元を捨てたことに対する軽蔑を込めた上京した人のことを称する関西弁である。-
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中途半端な田舎から出てきた

タクシーの運転手に限って、

聞いたこともない方言で

切り出してくる。


「お客さん、
 どの道から参りましょうかー?
  (↑めちゃ訛っている)


運転手:
「えっと、
 日比谷通りから、
 出世不動通りで、
 外堀通りから、
 八重洲通り、
 あっそれとも永代通りで、
 新大橋通りでよろしかったですかねー?」
 って、わかるかボケぇー!

(東京でクルマ乗るようになって最近はわかってきたんやけどね。)



京都からタクシー乗って

関西時代の東京ちゃん:
「阪神高速芦屋で降りて、
 43号線瀬戸の交差点右折で、
 2号線越えて1こ目の信号東に入って
 天上川越えたとこらへんの
 山側のマンションまでお願いします。」


運転手:
「お客さん、
 わたし以前おともさせてもろたことありますさかい、
 ゆっくり休んどいておくれやす」


(偶然、前に乗ったことがあった。
 おとも=目的地まで行く)


てなことは、
絶対ない!絶対に!



そして、

本郷通り。
靖国通り。


中央通り。
晴海通り。
海岸通り。


外堀通り。
内堀通り。
桜田通り。


並木通り。
一ツ木通り。
六本木通り。


外苑東通り。
外苑西通り。


環七通り。
環八通り。


目黒通り。
目白通り。


駒沢通り。
世田谷通り。


明治通り。
昭和通り。
平成通り。


テレ朝通り。
東京FM通り。
キラー通り。
竹下通り。
キャットストリート。
ニー・ヨン・ロク(246)!
















などなど、

東京には通りの名前がついてない道が
ないやないか~い!


と言い切れるくらい、

道に名前を付けて
田舎者に都会の地理の共通認識を植え付ける
素敵な街。



江戸時代、
この街を嫌々開拓した徳川家には、
東西南北の概念なんてなかったんやろね。



それから、

さらに素晴らしいセンスなのが
坂道の名前を書いた標識。




ほれ




















ほれ




















ほれ




















ほれ





















いつまで江戸引きずっとんねんっ!


これ、
全力坂っていう、
番組で紹介するために
作られたんちゃうんかなと
思えるくらい
あほらしい。


道に絶対、
名前をつける素敵な街=東京。

のお話でした。

2011年6月20日月曜日













colum No.9 スカイライン -征服- 



予想70点/100点

・・・体感型演出が最高!なはず!




















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あらすじ


ロサンゼルスの親友に会いにきたジャロッドとエレイン。

早朝4時ごろ、突如として青白い光と共に不気味な音が響き、友人が光の中に姿を消してしまう。

窓の外ではたくさんの巨大な飛行物体が空を埋め尽くし、地球から人間を次々と吸い上げていた。


※Yahoo映画より引用

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最近ちょくちょく予告や街角でポスターを貼っているので、

気になっている人もいるはず。


本作は宇宙人の侵略をモチーフにしているのですが、

スピルバーグ製作の「SUPER8/スーパーエイト」や

9月公開予定の「世界侵略:ロサンゼルス決戦」など

大作SF映画の陰に隠れていて、あまり目立っていないのも事実。


監督はストラウス兄弟。


監督としては、スカイラインの他、

AVP2-エイリアンvsプレデター-だけとまだ数は少ないですが、

彼らの真骨頂はVFX技術。


自らの視覚効果製作会社”Hydraulx -ハイドラックス-”を持っており・・・


ターミネーター3

デイ・アフター・トゥモロー

ウォンテッド

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

2012

アバター

アイアンマン2

ソーシャル・ネットワーク

パイレーツ・オブ・カリビアン-命の泉-


など多数のVFXを担当。


今作でも、圧倒的なCG感が楽しめます。


いや、楽しめるはずです。


というのも、今回はとある事情で、

映画を最後まで見る事はできませんでした。


一緒に見に行った鑑賞者(SF映画が苦手)が、

途中で怖くなりリタイアしたため、

僕自身も開始40分までしか見ていません。


そんな40分という壮大な予告編をみた僕がおすすめするポイントはコレ。


■徹底したVFX技術への自信!


このSF映画・・・


ほとんどデイシーンなんです。


SF映画といえば、CGとの合成の甘さをクリアするため、

ナイトシーンにしてすこしぼかすことが多数。


しかし、スカイラインはほとんどが昼のシーンで、

宇宙船やエイリアンの細部がこまかく見えます。


アバターとかやってるオレの技術をみろよ!!!

といわんばかりのこの自信。


1000万ドル(約8億円)という超低予算映画ながら、

(※世界侵略-ロサンゼルス決戦-の約7分の1)

わずか20人のスタッフとブルーバック撮影たったの1日という工夫?で、

この映像をやってのけたのです。


それを見るだけでもおすすめ!!!



■徹底したアトラクション演出!


この映画、すこしくどいところもありますが、

なにかこの先よくないことが起きるんじゃないか・・・?

という演出を徹底的にいれてきます。


もうずっとドキドキしっぱなし。


遊園地のアトラクションのようなスリルを体感できるでしょう。



■徹底した絶望系ディザスター!


主人公が活躍して、良くない状況を突破する・・・


そんな子供じみた演出はしないぜ!


だって地球にこんなエイリアンきたら、もう手も足もでなくて

絶望するしかないでしょ?


ハリウッド俳優をつかっているけど、

オレはそんなタレント映画にはしないぜ!



トランスフォーマーみたいなことが地球でおきたら、

そんな人類は無事にはいかないぜ!


わかったか!マイケルベイ!


パイレーツオブカリビアンのジョニーデップみたいに

障害なしのタレント映画なんておれはつくらないぜ!


わかったか!ジェリーブラッカイマー!


わかったか!ハリウッド!!!


そんな声がオレには確かに聞こえてきました。



■やっぱりヒューマン。


そしてこの映画の良いところは、

VFXを見せることだけでなく、

「極限状態における人間の心理」を描いていること。



って僕最後までみてないですけど・・・。



そんな気がします。



だからこの映画って薄っぺらくね?



ということにはならない・・・はず。



*****



総じてスカイライン-征服-は、おすすめできる映画だと思います。

特にSF好き、宇宙船好き、怪獣好きな人にはかなりいいはず!

エイリアンと宇宙船が合体したようなクリーチャーや、

いままでみたことのない獣がでてきます。


世界で6500万ドル(約52億円)の興行収入をあげているスカイライン。


絶対にもう1回見に行くぞ!!!


オーーー!



2011年6月15日水曜日

アジアンCMジェネレーション








今月末に語学検定のために、土日はほとんど
勉強に使っていたため、取材に行ってない…。

なので今回は、他力本願。

先月アドミュージアムでやっていた
「ウルトラアジア」という企画展
(アジア各地の広告祭で入賞した作品を集めた展示会)
で印象に残ったCMと、そこから見る日本との
違いや最近の変化を紹介いたします。



最初に、
台湾のショッピングセンター「全聯福利中心」のCM。
「国民節約体操」というタイトルがついております。



素人感満点の人々が、
「イー、アー、サン、スー…(1、2、3、4…)」
という店員の音頭にあわせて買い物踊り?を
繰り広げるこの作品。

どう「節約」につながるのかというと、

このショッピングセンターは何でも安いので、
ラジオ体操のように毎日、ウチで買ってね!

…ということだそうです。

「日常のアクションを拾って踊りに仕立てる」という
手法は、アジアの映像作品ではよくあるものですが、
(どこかの国の、共産党の宣伝番組でも使われていたような…)

このCMでは、それを皮肉るように、
最初にメーキングをつけているのが
インパクトにになっているんだろうな〜、と思いました。

(特に台湾のように社会主義政権に囲まれた国では)



次も台湾のもので、

高級菓子を製造しているイザベラ(伊莎贝尔)の
「結婚しよう!(我們結婚吧)」なるキャンペーンです。
(我們結婚吧:ウォメン ジエフンバ)



「オチる告白の仕方」を扱ったCMを、女性の星座別に
12タイプ制作したこのキャンペーン(お金かかってるなあ)

スペース的に訳を付けられませんが、
例えば、獅子座の女性は自分が愛されていることを
全世界に知らせたがったり…など、
ステレオタイプ化が独特でクスっとしてしまいます。
(中国語がわかれば…)

ところで、なんで菓子メーカーが「結婚しよう!」
なんて言ってるのかというと、

最近ブランドが老化して、結婚適齢期の男女への
ウケがよくなくなってきている。
     ↓
結婚を申し込むようなときに想起してほしい。
(結婚前後の贈答用ニーズが大きい模様。)
     ↓
普通にやっても面白くないから、
台湾のお家芸・ラブロマンス仕立てにしよう。
     ↓
自分にひき付けて見てもらうために
12星座ごとに作ろう。

…ということだそうです。

台湾は占いが産業として盛んなので
12星座の企画が出てきたのだと思いますが、
中華圏でこういうセグメントをする場合は
干支を使うことが多いので、個人的には新鮮でした。



ローカルですが、日本のCMにもひとつ
テンションの高い作品を見つけました。





埼玉県民なのに、このCMは初見。
(テレ埼の電波は埼玉全土には届いていない…)

毒があっていいけど、
テレビ局の自社広告じゃなきゃまず考査通らないだろうな…。



全体を通しての感想をまとめると…

・映像やCGの技術は日本とあまり変わらない。
 (特に台湾と香港、シンガポール…って全部中華)

・英語と中国語(普通話)が分かれば、アジアはほぼカバーできる。
 (マレーシアは英語化した模様)

・ちょっと前に一世を風靡したタイのCMが元気ない。
 (政治的混乱のせい?)

・Webやインタラクティブ広告の盛り上がりは日本ほどではない。
 (回線速度などのせい?)

・OOHは規模が大きい。
 (メディアレスな人が多いということ?)

・共感型の表現(コピー)があまりない。啓蒙型が多い。
 (GDPに比例して共感型が増えるような)

2011年6月8日水曜日

25










今をさかのぼること50年ほど前、

東京を騒がせた前衛芸術集団がいました。


山手線を特異な格好(顔を白塗り等)で乗車し、

ひと駅ごとに降りてパフォーマンス したり、

東京オリンピック直前の銀座の街を、

白衣を着て、薬品などを使い、異常なまでに掃除する など

路上や駅、ホテルなど日常的な場所非日常的な行為をし、

表現していたそうです。


彼らは「ハイレッド・センター」というグループで

「老人力」でも有名な赤瀬川原平さん、

高松次郎さん、中西夏之さんの3名を中心に活動していました。

(その他、オノヨーコさん、横尾忠則さん、岡本太郎さんなども参加していたそう)


↓ハイレッド・センター「首都圏清掃整理促進運動」↓











wikiには

彼らの集団は様々なイベントや行動によって、

それが芸術であるかないかという事を

制度的に問いかけようとした。」

とあります。



50年後のいま、大震災後のこのとき、

渋谷駅 岡本太郎の壁画「明日の神話」

福島第一原発事故を思わせる風刺画が書き足されたのを見て

私は「ハイレッド・センター」を思い出しました。






岡本太郎タッチだけど、

ちょっとタイムボカンみたい






数日間誰の仕業か分からずワイドショーでも話題になりましたね。

結局これは以前もご紹介した「chim↑pom」によるものと

本人達の公表から判明し、

そのドキュメンタリーも流される展示会が、

清澄白河で6日間開催されたのでした。



↓予告編↓



私はひとり、日本の現代アート史(そんなんあるのか)に残る

一大事件だ!と興奮し

この展示は必ず見なければなるまい~と息巻き

足を運んだのでした。



しかしそこでは壮大な肩すかしが待っていました。


当然メインだろうと思われていた「明日の神話」の付け足し絵

『LEVEL 7 feat. 明日の神話』

いともあっさりと壁にかかっているだけで終わっていたのです。

彼らの中では、岡本太郎が原爆の炸裂する瞬間を描いた

「明日の神話」に絵を足す事は、

単に今回の展示のプロモーション行為に近く、

その他にも用意された度肝を抜くような作品達のほんの一部でしかなかったのでした。


展示作品詳細

防護服を着た彼らが福島第一原発所の相当近く(多分規制されている今は考えられないほど近く)まで無言で歩き

かついできた旗に日の丸を描いた…とおもいきや放射能マークにし、力一杯原発に向かって振る映像や

福島第一原発から30キロ地域周辺の植物を除染し制作した生け花、

被災地で被災者の若者達と一緒に円陣を組み「気合い」を入れる(「宮城がんばれ」「福島かんばれ」等の応援だったのが「彼女つくるぞ」等の関係ないものに変化して笑いが起きる)「気合い100連発」映像、etc…



もともと「chim↑pom」は広島の空に「ピカッ」と書くなど

「核」を重要なテーマとして扱っていたこともあり、

多くのアーティストが未曾有の災害で活動意義を考え込んでいる中

「いま」「このとき」「瞬発的」に作品を制作し展示する意味は大きかったと思います。


かつてのハイレッド・センター」とは

根本的に活動意義がちがうと思いますが

放射能にまみれた体当たりの行為は、

50年ぶりに芸術が表社会に現れたかのような衝撃でした。


ちなみに、世間では散々叩かれた『LEVEL 7 feat. 明日の神話』は

岡本太郎記念館の館長・平野暁臣さんに「いたずらと切り捨てられない」と語られています。

よかったねえ。


ただ、

「原発とかどうなわけー!」とがむしゃらに叫ぶことは必要かもしれないけれど

そんなこと実は日本中が考えているわけで

それに対する「chim↑pom」なりの答えが見たかったな。というのが

正直なところ。


原発なく皆が幸せに暮らす方法はあんのか、なんなのか、どうすればいいのか

誰か教えてと強く思ったのでした。













2011年6月7日火曜日















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観劇No.33

BQMAP20周年記念公演「大図~月から江戸まで800歩~」

2011.5.7.sat

★★★☆☆








20周年を向かえたBQMAPさん。

劇団を20年て…私が小学生のときに旗揚げされたってことで…ひー

演劇より演劇らしいドラマがありそうですね~


さて、そんな今作は、時代劇でミュージカルです。

日本地図を作るため蝦夷を歩く伊能忠敬や間宮林蔵などなど、

教科書で見たことのある歴史上の人物がかなり脚色されて登場。

さらにはオズの魔法使いのキャラクターを模した落ちこぼれ隠密4人組、

吉原の花魁、薩摩藩、エカテリーナ2世などなどが、

完成間近の大図(日本地図)奪還を目指して奔走。

華やかでほろりとくるエンターテイメント作品でした。


今回私の心を持っていったのは、

知桐さん演じるエカテリーナ2世の1人マトリョーシカ遊び。

なにあれずるい!

会場出て即セリフメモっちゃったくらい大爆笑。

素敵すぎる。


そして丘崎さんのセクシー花魁。

椿鬼奴さんよりよっぽどキャサリン・ゼタ・ジョーンズでした。


笑いあり感動ありの20周年にふさわしい華やかさ。

今後とも素敵な舞台を見せていただきたいと思います。



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観劇No.34

ガラス玉遊戯「わたしのゆめ」

2011.5.12.thu

★★★★☆













とある小学校の保護者会。

先生も交えて話し合う議題は、次回の課外授業に呼ぶ講師を誰にするか。

事前にとった子どもたちへのアンケートで、

呼んでほしい職業ナンバー1に選んだのは、

なんキャバ嬢。

将来なりたい職業にキャバ嬢を選んだ子も多数います。

小学校にキャバ嬢を呼ぶか呼ばないか。

保護者は「賛成派」と「反対派」に別れ、意見は堂々巡り。結論がでません。

そこへ、キャバクラに勤めながら女手一つで子どもを育てる母親がやってきます。

課外授業の講師を引き受けようと意気揚々とやってきた母親ですが、

反対派の母親たちとガッツリ対立!

さぁ、次回の課外授業はどうなるのでしょう…?


てな話です。


「12人の怒れる男」を彷彿とさせる議論バトルでした。

こういうの大好き!


キャバ嬢ってのがまた今っぽい。

実際、中高生の将来なりたい職業アンケートではキャバ嬢が上位にランクインとか。

ドラマや漫画で美しく着飾って大金を稼ぐキャバ嬢が活躍してますから、

憧れる気持ちもわかりますよね。


でも実際はそんなに楽な仕事じゃない。

将来の夢をイメージだけで安易に決めないよう、

実際の仕事をしっかり解らせるために呼んだ方がいいという賛成派。


小学生に夜の仕事の話を聞かせるのはまだ早すぎる、

性的に間違いをおかしたらどうするんだ、という反対派。


私はみんなの意見に共感しちゃって、

どちらの意見にも「そ~だよなぁ~」「たしかにね~」ところっころ賛同しちゃいました。


もし私が母親でキャバ嬢だったら…

もし厳格な教育ママだったら…

もし先生だったら…

どの意見も正しいんだと思います。


私は先生の、なんだかひどく諦めに満ちた、

「大丈夫ですよ。親や先生がダメダメでも、子どもは意外と育つもんです」

というような言葉が印象的でした。


現実にありそうな人間模様がとっても好みでした。





2011年6月6日月曜日











イエーイ!!

みんな乗ってるかい?



声が聞こえないぜ!!



みんな乗ってるかい???



えっ?こんなブログあったっけ?



うるさーーーーーい!

野暮な指摘はやめなさーーーーーーーい!!



めんどうだから

これからは長続きするように

形式を変えるぜ!


文章なし。画像のみ。

気に入ったコピーができてなくても

どんどん載せてくぜ!



漫画の内容が知りたくなったら

各自ウィキペディアを調べること。



文句があるなら

kazunori.sumikawa@adex.co.jpに言ってくれ!!


それではよろしく!ロケンロー

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今回はこれ。
























【正攻法】













































【時事】























【ターゲット設定】













































【アホ】