2010年9月10日金曜日











こにゃにゃちわフシギさんですよー。

9月に入りようやく涼しくなってきましたねやっほい!

どうやら今年は秋がウルトラ短いらしいですよ。

そんな馬鹿な!


9月といえば全世界的にわたしの誕生月なわけですけど、

今年もいろいろ祝っていただきまして、

ありがたさ骨髄に徹します。


31アイスクリームになりまして、

まあいつまでもにゃーにゃー言ってられないなと。

そろそろ人間の言葉を覚えないとなと。

そう思うわけなんですけども。


とはいえ、「年齢を捨てましょう」と

美輪様もおっしゃっていることですし(説得力大!)、

言えるまではにゃーにゃー言い続けようと思いますにゃー。


あたいやんよ。


では今回は8月観劇分の感想にれっつらごー。



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観劇No.13

NODA・MAP 「ザ・キャラクター」

2010.8.1.sat 東京芸術劇場中ホール

★★★★☆















〈あらすじなどはこちら〉http://www.nodamap.com/productions/thecharacter/


面白重怖かったです。(複雑)


久々のNODA・MAP。

独特の言葉遊びが若干苦手ではあるのですが、

(近くにダジャレ王がいるので、言葉遊びに拒否反応が…)

今回はすんなり耳に入ってきて、美しいなぁ!と思いました。



さて、なにが重いか。

モチーフが地下鉄サリン事件だから、

と言えばわかってもらえるはず。


何年経ってもタブー感満載のこの事件を、芝居にして発表するなんてすごい…

野田さんの覚悟とチャレンジを感じました。


正直、今これを観て何を受け取ればいいのか、わたしはまだ整理がつきません。

ぐるぐると考え続けようと思います…どーん…





あらすじはこんな感じ↓


町の書道教室で、家元(古田新太さん)のもと

書の修行に明け暮れる生徒たちは、

家元に心酔するあまり、彼の言いなりになっていきます。


入会したまま戻らない弟を探すため、まどろみ(宮沢りえさん)はそこに潜入。

いつの間にか書道教室は巨大化し、メディアを賑わせるように。

家元は生徒たちに恐怖心や共犯意識を植え付け、コントロールしはじめます。

さらに彼らにギリシア神話の名を与えることで、神のような存在に変貌していきます。


世間のバッシングが増し、ついに警察も動き出すと、

家元は怪物退治(教室に仇なす人々退治)を命じます。

そして、液体の入ったビニール袋と傘、上着を渡すのです。

あの地下鉄のシーンです。




…リアルでした。

いつのまにかドキュメンタリーを観ているかのような…

あの団体もこうだったのかな?と想像せずにはいられません。

汚いことは信者にやらせ、自分は焼き肉を食べにいく…(そんなこともあったね)

その俗っぽさや生々しさは、あの頃ニュースを見て感じたそれと一緒。


地下鉄に向かうメンバーの中に、まどろみの弟がいました。

まどろみは彼らの行動を、「幻」を追いかけた「幼」さと言い捨てます。

(漢字遊び!このシーンのりえさん、よかったです!!)

強制捜査の際、冷蔵庫に隠れた家元が叫ぶ、

「スクール水着がまだなんだよ」というセリフは、幼さの極み。

田さんのあさって感が恐ろしいシーンでした。


もろもろの責任を取って自殺を強要される大家を演じた橋爪功さん、

とにかく素晴らしかった!!

追いつめられた時、人間は微笑むのですね。

ベテランのすごさ!


宮沢りえさんはすっかり舞台女優といった感じ。

テレビのイメージと違うから、帰りにカップルがこんな会話してました。


女「宮沢りえ出てなかったよね?」

男「え、最初っから出てたよ!」

女「あれ宮沢りえ!?全然気付かなかった!急病で降板したのかと思ってた!」


舞台だと発声が違いますもんね、うん、わかるわかる。


あ!

あと、過去を再現するシーンのイエローの照明がすっっごく良かった!!

光の効果で一瞬にして舞台上から色が消え、モノクロ映画のように見えました。

NODA・MAPの舞台は芸術が爆発してます。





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