2010年9月22日水曜日

稲刈り 前編











突然ですが、問題です。


これは何でしょうか?




















なになに、コメだろアホ?





いえ、違うんです。おしいけど。




応えは「イネ」です。


***


調べたのが昔なのでちょっとアヤフヤですが、
英語の「Rice」に対応する日本語は


・実った植物、もしくはそれについた状態なら「イネ」
・脱穀した後、精米する前の状態なら「モミ」
・精白してやっと「コメ」


といった感じで、
状態それぞれに対応して
全然関係のない言葉になります。


ところが英語だと、状態に関わらず
基本的にコメ関係は「Rice」で表現。

英語に限らず、ヨーロッパ系の
言語はだいたいそんな感じのようです。



一方で、日本語で「~ムギ」を
つけて言うところのものは、

・オオムギ  → Barley
・コムギ   → Wheat
・ライムギ  → Rye
・オーツムギ → Oat
・ハトムギ  → Adlay

と、英語ではそれぞれ全然関連のない
言葉になると。

(逆に、日本語の「ムギ」のように、
ムギ類をひとまとめにする単語はないらしい。)



言語学の法則では、生活に関わりが
深いものほど
細かく分別されて、
色んな言葉が
当てはめられるそうです。

これはその証拠なんでしょうか。



…とまぁ、そんな小難しいことを考えながら、
稲刈りをしてまいりましたよ in 9月の炎天下。


ふだん絶対想いもしないこんなこと、
何で考えていたかというと、
それだけ稲刈りって楽というか暇というか…。


屁理屈だけで随分スペースを使って
しまったので、肝心の体験談は
次回アップします、はい。



(最近、日本人があまりオコメを大事に
してないような気がするので、あえて
書きましたけど。)



続く




ところで、「おコメ」って書くと、
関西出身の人が微妙な表情をするのはなぜ?


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