2011年2月9日水曜日

正しい餅のつき方③








諸々の準備が終わって

やっとこさ餅をつく作業に。


アナログな労働だけに力がいるのと、

餅を「つく」→運が「つく」

ということで、

一家総出、一族総動員、

ご近所さんまで駆り出します。



つき手と返し手を交代しながら

つきあがるまでだいたい10分くらい。


あっという間に米の粒が消え、

真っ白な餅に姿をかえていきます。



↓後ろで手を組んでいるのが地元で有名な餅つき名人。















つく時にポイントになるのが、

杵(きね)の持ち上げ方。


必要以上に持ち上げず、

体の前でコンパクトに上下させるのがコツです。



見ての通り、野球のバットやゴルフクラブと違って

杵の先端は打つ側と反対側で重さが非対称。


↓通販サイトから写真拝借
















力を込めようと、バックスイングをつけると

 ↓

肩より後ろに持ち上げたところで杵の重心がブレる

 ↓

振り下ろそうとすると、はずみで先端が横を向く

 ↓

うまく力が伝わらなかったり、

臼のヘリを打ってしまったり

 ↓

なかなか餅にならなかったり、

木のクズが混ざったりして、

美味しくつけません。


それと、返し手を打たないように

よく見てないといけないですね。

(前に、従兄がこれで骨折した)

















名人曰く、その他にもいろいろ細かい

流儀があるらしいのですが、

とにかく今年も正しくお餅がつけました。



















つけた餅はみんなで食べたり

近所に配ったりして、

農村は新しい年を祝うというわけです。




正直、今回は体がキツかった。。


0 件のコメント:

コメントを投稿