2011年5月6日金曜日











GWも終わりですね。どーもフシギです。
みなさんどんなGWでしたか?
私は部屋の掃除や部屋の掃除や部屋の掃除をしていました。
有意義でした。

さて、今回もまとめてどどーんとあげちゃいますよ!

どどーん。


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観劇No.27

好蝶れんげ「好蝶れんげの世界。」2011.2.19.sat

★★☆☆☆


女性2人の新しいユニット好蝶れんげさん。

すいちょうれんげ、と読むんだそうです。

こちょうかと思ってました…


芝居、ダンス、歌、なんでもこーい!でした。

短編ストーリーの間にダンスあり、客いじりあり、

ラストには好蝶れんげさんの歌あり、

「やりたいこと全部ぶっこみましたー!」って感じ。

ファーストライブってだけあるねこりゃ。


役者さんは魅力的な人が多かったです。

とくにオカマ店長ズは安定感ありましたね。


今後、方向性をしぼっていくんでしょうか。

セカンドライブをどうもってくか、気になるところです!



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観劇No.28

ワークス仮想風月 旗揚げ公演

「妖怪学教授 祁答院晶の調査レポート」

2011.2.19.sat

☆☆☆☆☆


旗揚げ公演だから大目にみようと決めてたんですけどねぇ。

3分で帰りたくなっちゃったなぁ。

面白くない舞台はたくさん観ましたがこれは…

実写版「デビルマン」以来の厳しさだよ。


アレだよ、好みの問題じゃないよ。

脚本と役者の大問題だよ。

あ、でもセットは良かったよ。


劇団側だけが楽しい舞台なんて観ても面白くないですからねぇ。

しょんぼり。



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観劇No.29

MCR「櫻井さん」

2011.2.26.sat

★★★★☆


初観劇のMCR。


私の好きなブラックなコメディでした。Not一筋縄。

いつまでも治らないささくれのような、

なんともいえないもやもやに胸を支配されました。


主宰の櫻井さんが舞台中央の台座にずーっと座ってます。

櫻井さんは銅像だったり、お父さんだったり、

居酒屋のおやっさんだったり、いろんなものになります。

役者たちはいろんな櫻井さんを中央に置いて

それぞれのストーリーを演じていきます。


詩人を目指す青年が、銅像の櫻井さんの前で死んでいます。

その青年がなぜ死に至ったのか。

結果はラストでわかるんですが、なんとも鮮やかで衝撃的でした。

ささくれだった心臓にメタルスライムが落下した感じです。

どすんと。

メタルスライムはいつまでも私の心臓にいましたよ。

メタルだから重いし、チクチクします。

究極に後味悪いです。


人って自分の想像を超える出来事に出会ったとき、

キャパオーバーで思わず笑いがこみ上げて来たりしますよね?

すんごい悲しんだけど、笑っちゃうとか、

すんごい怖いんだけど、笑っちゃうとか。

櫻井さんの描く世界って、そんな感じ。

セリフと表情と行動と意味が素直ではないんです。

誰1人普通じゃない。

だから、ドキッとする。

心臓がささくれ立つんです。


好きですよ。

嘘くさくないの、好きですよ。



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観劇No.30

空想組曲「ドロシーの帰還」

2011.2.27.sun

★★★★★


素晴らしかった。

脚本、役者、もろもろ、とにかく素晴らしかったです。

観てない人には絶対伝わらないと思うけど言いたいよ。

素晴らしかった。


私、ほさかさんの描く世界が大好きです。

おとぎ話のような優しさと残酷さがいつまでも心に残ります。

現実を生きるのは大変で、尊いことだって教えてくれます。


さて今回は作家のお話。

広く言うとクリエイターたちのお話。


クリエイターはその名の通り、何かをクリエイトすることを仕事に選んだ人たち。

決して華やかな世界ではありません。

創ることは苦しいことですから、クリエイターはいつも苦悩にまみれています。

そして恐れています。

売れている人を見ては、自分には才能がないんじゃないか、

続けていても売れないんじゃないか、と。

自分に足りないものを暴力的に自覚させられる毎日です。


それでも創ることをやめられません。

それがクリエイターにかかった呪いだからです。

劇中では作家たちがその呪いに苦しみ、生きていました。


私も創る仕事をしているので、セリフのひとつひとつが痛いです。

作家たちの悩みや苦しみはそのまま私のそれだし、

吐き出される言葉はそのまま私にぶっ刺さりました。


一般的な「幸せ」を捨てないと見えない世界があります。

残酷ですがそうなんですよね。

そこを目指す作家たちの姿に涙が止まりませんでした。

会場の至る所で聴こえる泣き声から察するに、

ちゃんと伝わったんだと思います。



見終わった後はしばらく放心。

そしてほさかさんのことを思いました。

作家が作家の話を書くことがどれだけ果てしないことか。

ご本人が最も苦しんだんじゃないのか。

それを思うと、この作品への愛しさがこみ上げてきます。

難産で流れた血が、私たちを感動させたと思います。


また観たいです。

なんとか再演お願いします空想組曲さん!



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観劇No.31

虚構の劇団「アンダーザ・ロウズ」

2011.4.14.thu

★★★★☆


急遽時間ができたのでお邪魔しました。初、虚構の劇団。

鴻上さんのWSに参加したことあるのに

作品は一度も観たことなかったのです実は。

ははは。


そういえば東日本大震災後、初観劇でした。

開演前のアナウンスを鴻上さん自身がやってらしたんですが、

「いろんなことを自粛しているなか、観劇を自粛しないでくれてありがとう」

というメッセージに涙が出ちゃった。

最近聞いた「ありがとう」のなかで、一番の「ありがとう」だったと感じて。

ありがとうって素敵な言葉ですね。


さて、アンダーザ・ロウズ(薔薇の花の下)は「秘密」って意味らしい。

素敵なタイトルだな~って思ってて、意味を知って、観劇して、

改めて素敵なタイトルだな~って思いました。


始まって数分で感じたのは、THE 演劇!ってこと。

「舞台」や「芝居」ではなく「演劇」という言葉が一番しっくりくる。

洗練された演出と訓練された役者たちによって、

演劇の世界へ強制連行される感じが気持ちよかったです。


今や使い古された感のあるパラレルワールドが出てきたときには

若干「ん?」と思ったわけですが(笑)、

そこで起こる出来事には現実味があります。

いじめやネットによる情報操作、集団意識が引き起こす事件などなど、

現代人の安易な繋がり方に対する恐怖を感じました。


発信すればリアクションがあるソーシャルメディアというものは、

自分は「何者かである」と思わせてくれます。

が、結局「何者でもない自分」を痛感させられるツールでもあるわけです。

そういったことへの痛烈な批判を感じました。


集団意識はいづれ世間の風となって、

いろんなものをなぎ倒していきます。

その恐ろしさと馬鹿馬鹿しさ。

原発事故による風評被害を思いました。


脳みそフル稼働の見応えのある舞台でした。


そして座・高円寺キレイ!

初めて行った劇場ですが、天井も高いしね~いいですね~。



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さてさて。
今回はこのへんで。
またお会いしましょう。


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