2011年5月2日月曜日











花のGWいかがお過ごしですか?
この休みも観劇に費やしますどーもフシギです。
しばらく更新しない間に感想がずいぶん溜まってしまいました!
順番が前後する回がありますが、
まとめて一挙にどーんとあげちゃいまーす!

どーん!


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観劇No.21

進戯団夢命クラシックス「カイライ」

2010.12.23.wed 

★★★☆☆


初クラシックスさん。

この劇団はとにかくアクションがすんごいことで有名です。

動く動く!

今回もくるんくるん回れる役者さんが集まってましたー。


舞台は上海。

物語の世界には括り(くくり)と呼ばれる自分で動く操り人形と、

それを操る括り師と呼ばれる人たちがおります。

括りを悪用しようとする括り師と、それを阻もうとする括り師が

日夜壮絶な戦いを繰り広げているのでした。


この世界観は大好き!

そのまんま漫画にできそうです。

そして出来たら人気がでそうです。

少年ジャンプあたりで。や、ジャンプじゃないかもしれないけど。


マスター(括り師)と人形(括り)っていう海猿的にいうとバディの関係が

なんともそそりますね!

この括りがまたすっごい高性能で、

めちゃんこ強かったりするのにゴスロリだったりして萌え!!

強いゴスロリ萌え!!


こういう善vs悪のお話は、とにかく悪役が魅力的じゃないとダメ。

その点でいうと、ここの悪役は良い!

人間関係が複雑でさらに良い!


観終わった後なにが残るかっていったらなにも言えませんが、

エンタメとして面白かったんでいいんじゃないでしょうか!!



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観劇No.23

四方八方「アフターサービス」

2011.1.23.sat

★★★☆☆



出演者のひとりが友人のいとこ、という繋がりで初観劇。

四方八方と書いて「フォーホーヤッホー」と読むんだそうです。


黄泉の国で働く「アフター」という職に就く人々のお話です。

黄泉は区ごとにあり、閻魔(役所長)がいて、

魂の生まれ変わる年数を決定しています。


アフターというのは、死んだ人間の魂が、

四十九日やお盆などの節目に下界へ帰宅する際の監視役のこと。

ツアコンみたいな花形職業です。

このツアーを「アフターサービス」といいます。


そのアフターサービス中の下界で、魂が行方不明になるという事件が起こり、

黄泉は大混乱!というストーリー。


全体的に非常に優しい空気を感じまして、

「あははは」というより「うふふふ」といった感じで楽しませていただきました。


黄泉で働く人たちはみな個性的で引きつけられましたし、

アフターを目指す案内人さんたちの奮闘ぶりも好感が持てました。


中でも松澤親子のエピソードは胸を打ち、

松澤(父)の三宅さんの奥さんを思う気持ちにはきゅんきゅんしました。

(松澤さんは、人間でありながらアフターになりました。

生まれ変わって奥さんのことを忘れたくない、という気持ちから)

息子に「死にきれ!」と笑うシーンはぐっときました。


人はいつか死ぬから、しっかり生ききって死ね。

死んだら魂はいつか生まれ変わるから、死にきって生まれろ。

不思議な言葉です。死にきれ。



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観劇No.24

高木珠里+ブルースカイ ツイート朗読会「tsukui0408とかいう女性の。

2011.1.29.sat

★☆☆☆☆


これはツイッターで、ふつうの日常を独自の視点でつぶやいているtsukui0408さんの

ツイートを役者たちが朗読する、という企画です。

おっかなびっくり行ってみました。


本当に、ツイートを朗読してました。


朗読に歌やチアダンスのパフォーマンスが加わり、なんだかもう…大変。

決して嫌いではないが大好きでもないという微妙な会でした。


tsukui0408さんのつぶやきは大好きですが、

文字を読んだときに感じる匂い立つような哲学的な雰囲気がいっさい感じられませんで、

やっぱりツイートは文字で読むのが一番だなぁと思いました。


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観劇No.25

「12人の怒れる人々」

2011.2.5.sat

★★★★☆



以前某オーディションで、

圧倒的存在感を放っていた神木さんが出演されるということでいってまいりました。

レジナルド・ローズ「12人の怒れる男」の完全リメイク、「12人の怒れる人々」。


これは有名な題材ですね。

密室劇の金字塔とされ、日本でも蜷川幸雄さんや三谷幸喜さんなど、

多くの脚本家、演出家がインスピレーションを受けたとされています。


父親殺しの罪に問われた少年の裁判で、

12人の陪審員が評決に達するまで一室で議論する様子を描いています。

全員一致で有罪になると思いきや、1人の陪審員だけが無罪を主張。

再検証を求め、議論は白熱していきます。


お芝居にも力が入ります。


私は瞬きを忘れるくらいぎゅーっと集中しました。

とっても面白かった。


監視カメラで会議室をこっそり覗き見しているかのようなリアルさ。

いたるところで会話が重なり合う感じや、

それぞれが自然なタイミングで動いている感じが生々しく感じました。

計算された動きなんでしょうがナチュラルです。


無罪派がどんどん増えていき、

最後まで有罪を掲げる陪審員がとうとう「疑問がある」と認めるシーンでは、

いろんな思いがそのひと言にのっかっているのを感じ、胸が痛くなりました。

カーテンコールでは心から拍手を贈ることができたので、

良い時間だったなぁと思います。


ところであの神木さんは、

主役ともいうべき、ただ1人無罪を主張する陪審員役でした。

長セリフでめっちゃ大変そうでしたけど、

寝ないで覚えた!ってなんてことないように笑う姿に、

感動しましたよ。



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観劇No.26

ジャングルベルシアター「西遊記

2011.2.11.fri

★★★☆☆


初観劇のジャングルベルさん。

お子様も楽しめそうな善オーラにあふれた舞台でした。


西遊記は有名なお話ですが、

実は私たちが知ってるのはほんの一部で、

もっともっと複雑怪奇で不思議な話なのだそうです。


ジャングルベルさんの西遊記は、

このあまり知られていない部分にスポットを当てており、新鮮でした。


簡単に説明すると、三蔵法師一行が旅の途中の村で、

ごたごたに巻き込まれるお話でした。(簡単すぎるー)


役者さんの中では、三蔵法師と火のお兄ちゃんが群を抜いてよかったです。

特に火のお兄ちゃんの愛、よかったー!


ところでわたしは沙悟浄が好きなんですが、

カッパとして描かれてるのって日本だけみたいですよ。

知らなかった!

昔の人が、水の妖怪ってことでカッパに繋げちゃったらしいんですが、

本来は蛇らしいです。

それプラス、原作ではキャラが薄いので、

日本版で思い切って「冷静沈着」ってキャラ設定をしたんですって。

かわいそう…(笑)


ちなみに、沙悟浄が首に下げている9個のドクロありますよね。

あれ全部、沙悟浄が喰った前世の三蔵法師のドクロなんですって。

三蔵は過去9回天竺を目指して、その度沙悟浄に喰われちゃったんですね。

10回目にしてようやく手なずけ(?)、仲間になったわけです。

良かったね、沙悟浄!


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よし、今日はこんくらいにしとこう。

次も一挙にどーんとあげちゃいますよー!


では素敵なGWを!




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