
「オーケストラ」とか「クラシック」というと
何かと名前の出るウィーンフィル。
音楽評論の雑誌をめくってみると、
・ウィーンフィルのCDをほめる
↓
とりあえず安パイ
・ウィーンフィルのCDを叩く
↓
玄人に見える
(実際、気の抜けた演奏のCDもあるらしいけど、
素人の耳にはよく分からない)
…と、評論家先生にとっては誠に便利で
音楽業界の基準として使える存在で、
要は芸の世界で言うところの歌舞伎一座、
中でも超本流の市川團十郎一門(成田屋)みたいな
ものと言えるでしょう。
(この例え、どれくらいの人に伝わってるんだ…?)
オーケストラに使われる楽器の多くは、
インドで発祥してトルコあたりを経由して
ヨーロッパで発展したと言われているのですが、
(確かこの本で読んだ)
そういう東方からの音楽文化の流れが
一番最初にヨーロッパ世界に出会い、
より洗練されたものに発酵されたのが
地理的にオーストリア(〜ドイツ)の周辺だったと。
つまりオーケストラ音楽については
この辺りは長らく最前線であり本流・本場。
力勝負の相撲と違って、
歌舞伎の世界で外国人の役者が陽の目を見ないように、
オーケストラをお家芸とするこの辺りの楽団より
音楽的に抜きん出るのはなかなか難しい、
というわけです。
(伝統とか技術とか経験とかの圧倒的な蓄積!)
そんなわけで、とりあえず「ウィーンフィル」と
いう言葉を聞いたら「あのダンジュウロウさんのとこ
みたいなのね」と思っていただければと思う次第です。
(認知度のグローバル具合は全然違うけど…)
で、そんな世界最高峰の「ザ・オーケストラ」が行う
ニューイヤーコンサートとは何かというと、、、
(続く)

0 件のコメント:
コメントを投稿