2012年1月16日月曜日











観劇No.59

ペテカン「彼のことを知る旅に出る」赤坂レッドシアター

2011.11.19.sat

★★★★★















初ペテカンさん。

恋人を亡くした女性の独白から始まります。

この時点ですでに涙腺が崩壊。

こんなの「ライオンキング」以来です。

(ちなみに「ライオンキング」は幕が上がった瞬間からわけのわからない涙が溢れたよ)

この作品に愛や優しさが溢れているのがわかり、期待が一気に高まりました。

結果、期待以上の素晴らしい作品で、愛しさと切なさと心強さに胸が震えました。



彼女は彼氏と暮らしていましたが、

ある日彼は買い物に出たまま事故にあい、帰らぬ人となってしまいました。

彼女は彼のことをもっともっと知りたくて、

北は青森南は九州まで、生前お世話になった人たちのもとを訪ねる旅に出ます。


その先々で出会うキャラ立ちまくりの人々の話を聞いて、

彼女は彼のことを改めて知っていきます。

そうやって彼の死をだんだんと受け入れていきます。

辛いです。

涙腺ダム決壊です。


どんなに泣いても死んだ人は帰ってこないし、

時間は止まらないし人の感情も変わります。

それを知っている大人のポジティブな諦めを、

私は悪いとは全然思いません。


感謝を忘れず未来に目を向けた彼女は、とても素敵でした。



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観劇No.60

劇団6番シード「ザ ボイスアクター ~オンライン篇~」中野BONBON

2011.11.19.sat

★★★☆☆

















声優がタレントのように脚光を浴びておりますが、

陰でどんな苦労をしているのか、

これを見て声優という「職人のかっこよさ」を感じました。


舞台は人気アニメ「流浪の民ナガレイン~ポチョミンの大冒険~」の

オンラインゲームのアフレコ現場。

主役ポチョミン演じる大御所声優・御子柴は、

初挑戦のオンラインゲームアフレコに意欲的。

しかし、オンラインゲーム特有の言語や録音の仕方は、

今まで体験したことのないアフレコだった。

時間もなく苦戦する声優たちにwebディレクターが提案したのは、

ボーカロイドのようにコンピューターに肉声を取り込んでしゃべらせるというもの。

最新技術vs声の職人のプライドをかけたアフレコが始まります。


大御所声優・御子柴役の宇田川さんの変幻自在の声が凄くて、

毎公演あのテンションで喉は大丈夫なんだろうか?と心配になるくらいの熱演でした。

御子柴の生声で演じることへのこだわりは職人そのもの。

声優=アイドルではなく、声の芝居にプライドを持った俳優なんですよね。

時代の波に負けまいと声を張り戦うキャストがとってもかっこよく見えました!

アフレコは戦場だ!



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