
約一ヶ月ぶりのこにゃにゃちわ。フシギです。
(サンジャポの岡本夏生を意識)
さっそく5月観劇分の感想を、
100%自分基準で綴っていこうと思います。
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観劇No.5
『音楽舞踏会 黒執事 ~千の魂と堕ちた死神~』
2010.5.5.wed 赤坂ACTシアター
★★★☆☆
〈あらすじなどはこちら〉 http://www.kuroshitsuji-stage.jp/
タイトルがネタバレだー!!! Σ( ̄□ ̄lll)
と思った客はわたし以外にもいたはず…
ロンドンで連続殺人事件が起こるんですが、
ちょっと勘のいい人はかなり前半で犯人がわかります。
原作は枢やなさんによる『月刊Gファンタジー』にて連載中の漫画です。
女子に非常に人気があり、2008年テレビアニメ化、
2009年には舞台化第1弾(脚本は尊敬する浅沼晋太郎さん!)、
そして2010年7月からテレビシリーズ第2弾が放送開始予定だそうです。
漫画のストーリーはこんな感じ。
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名門貴族・ファントムハイヴ伯爵家の執事セバスチャン。
彼は日頃の執事としての業務は勿論、全てにおいて完璧。
まだ幼い主人シエル・ファントムハイヴと共に裏家業である「女王の番犬」として動く。
物語は、ファントムハイヴ家の日常とシエルの裏家業を描く、
アクションシチュエーションコメディ。
(Wikipediaより)
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イイ感じに執事ブームに乗っかって大人気です。
絵が美しく、衣装が美しく、
退廃的なストーリーと飛び散る血!(きゃー♥)
う~んゴス!
この漫画のなにが女子を惹き付けるのか。
まず執事セバスチャンがもうパーフェクトなんです。
←セバスチャン(証明写真みたい…)
眉目秀麗、頭脳明晰、ダンス、武術、料理の腕前も完璧。
(イメージとしては、ドラマ「メイちゃんの執事」の水嶋ヒロでしょうか)
そして、なんとこのセバスチャン、
実は「悪魔」なんです! ←ココ萌えポイント
「退廃美」を愛する女子にはたまらない設定。
つまり、美しい悪魔セバスチャンと、
幼い主人であり契約者であるシエルとの妖しい主従関係が、
ゴスっ子の心をつかんでいるのではないかと思います。
さて、原作から離れたアナザーストーリーとして展開する舞台化第2弾。
セットも衣装もとっても豪華になってました!
演出も素敵でしたし、
劇中の舞踏会のチラシを実際にお客さんに配るというような
観客を巻き込む演出も素敵だと思いました。
が、その分中身が…さらっとしていた気が…
軸となるのは、敵対する死神派遣協会の死神たち。
ある日、シエルとセバスチャンは女王の命により、
ロンドンで頻発する無差別殺人事件の捜査に乗り出します。
一方、“魂を回収する仕事”を担う死神派遣協会では
“回収されない魂”の異常発生が問題になっており、
優等生死神アラン(後輩)とその相棒エリック(先輩)が調査に乗り出します。
が、実はその事件に死神が関わっていることが判明。
なんとエリックが、死の棘という病におかされたアランを救うべく
殺人を犯していたんですね~。
っていうのを中盤で確信してからは、若干退屈に感じました。
驚きの展開が少なかったなー…と。
アランのため殺人を犯すエリックの気持ちに共感できなかったですねー。
だから、感動のラストシーンもなんだか作り物に見えました。
(舞台はもともと作り物なんですけどね…)
漫画が原作の舞台は、
とにかくキャラクターをたくさん出さないといけないから、
中身がなかなか難しいですね〜。
原作付きの映画もそう感じます。
監督や脚本家は大変…!
ま、でも今回の目玉はなんと言っても
勢揃いした死神派遣協会の死神たちDEATH☆
黒スーツで歌い踊る死神は見応えありました。
協会の異端児、赤い死神のグレル(シャアみたいに言ってみた)
役の植原さんは以前に増して素晴らしいハマりよう!
ずいぶん笑かしていただきました。
セバスチャン役の松下優也さんの歌はやっぱり別格で、
振り幅の広い綺麗な歌声に惚れ惚れしました。
シエル役の西井幸人くんは、キュート!
歌も伸びやかで、まだ若いのに達者だなぁ~と思っていたら、
超話題の映画「告白」で重要な生徒を演じてるじゃあないですか。
中島哲也も認めた才能です。やっぱりか!
そして楽しみにしてたメイリン役の猪狩敦子さんは大好きな女優さん。
お得意のアクションが観られなくってちょっと残念でした…
そして伊勢さんのアバーラインは相変わらずの自由っぷりで、
いつまでもそのままの君でいて…!と思いました。
第3弾はあるのでしょうか?
楽しみですね。
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