2010年6月11日金曜日










イエーイ!!

みんな乗ってるかい?



声が聞こえないぜ!!



みんな乗ってるかい???



よし、いい感じだ!



それじゃあ今回もとっておきの漫画をシャウトしていくぜ!!!

(以上前回のコピペ)


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さあ、

ショーの「COMICK JAGGER」も

第2回に突入。


一応主旨をおさらいしておくと、、、


コピーライターとして働く筆者が

気に入っている漫画を紹介。

「その漫画の帯にコピーを書くとしたらどんなコピーにするか」

までを考察するという大スペクタクル自殺行為ブログです。



今回取り上げる漫画は、、、














ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』

(現在1巻まで発売中)



ちょっといまさら感は否めませんが、

つい最近風呂回りの仕事が獲得できたという個人的状況もあり、

風呂に敬意を表して取り上げてみました。笑



まずはWikipediaに記載されているあらすじを要約してみましょう・・・

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舞台は古代ローマ。

設計技師ルシウスは、世相に反して昔ながらの浴場の建設を提案し続け、

半ば失業状態に陥っていた。ある日、公衆浴場で入浴していると、

ひょんなことから浴槽の一角にあいていた穴に吸い込まれてしまう。

なんとか水面に顔を出すと、そこは現代日本の銭湯。

富士山の壁画やフルーツ牛乳など、古代人には思い浮かばない

斬新なアイデアに衝撃を受けたルシウスは、以降、自分の意志とは

関係なく度々現代日本の風呂へタイムスリップを重ね、

そこで得たアイデアをローマでの浴場設計に活かしていく。

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マンガ大賞2010や第14回手塚治虫文化賞短編賞作品を受賞し、

異例の大ヒットとなった本作品。



作者のヤマザキマリさんは、14歳の時にドイツとフランスを一人旅。

その時に出会ったイタリア人陶芸家に招かれて17歳で渡伊。その

イタリア暮らしを綴ったエッセー漫画でデビュー。その後一時帰国して

イタリア語の講師やテレビ・ラジオのパーソナリティを務めるも、

上記のイタリア人陶芸家の孫と結婚し、再び中東やイタリアで生活。

同居していたイタリア人家族の壮絶ぶりを漫画にしつつ、現在は

ポルトガル在住という嘘のような経歴の持ち主なのです。


でもそんなバックグラウンドがあるからこそ、

“外から見る日本のすばらしさ”に敏感なのでしょう。



古代ローマ人が現代日本に

タイムスリップするという企画も秀逸なのですが、

●富士山の壁画

●洗面器

●フルーツ牛乳

●温泉卵

●日本酒

●アカスリ

●風呂のふた

●シャンプーハット

●ビール

●ウォシュレット

●地熱浴

という日本人が今さら見向きもしない

日本らしさの再発見をギャグを交えてやっているところがスゴい。

(1巻でこれだけネタを使って続くのかだけが心配)



数日前にも、キューピーマヨネーズやきのこの山・たけのこの里などの

日本の食品がアメリカのamazonで大人気という記事がヤフトピに出ていましたが、

日本の未来はもはや外ではなく内側にあるのかもしれません。

(内だ。NIPPON ~三菱地所風~)




というわけでコピーですね、、、


実際の帯で使われたコピーは



古代ローマの男、

現代日本の風呂へ

タイムスリップ!!

そこで目にした日本の風呂文化に驚愕した彼は・・・!?



というもの。


はっきり言って100点です。笑


おもしろい企画はそのまま伝えるのがいちばん。

過不足のない完璧な情報です。



じゃ今回はこれで。



・・・。




というわけにもいかないので

ちょっとだけあがいてみますと・・・


要素としては

●古代ローマ人

●現代日本

●風呂

●タイムスリップ

●裸

●日本の再発見

あたりかな。



まずはズルして芸能人が使えるとしたら、

間違いなく



由美かおる、絶賛。



でしょうね。笑

もうちょっとマニアックに攻めるとしたら



細川ふみえ、絶賛。

「これがホントのバス・ローマン!?」



(はい、忘れてください)



第2巻の帯という前提であれば、

お風呂とかけつつ売れたことを加味して



ルシウスよ

のぼせるな。

おかげさまで、30万部突破!



なんて方向性もありますね、、、



ダジャレでいくとすれば、



これぞ、

湯ーモラス!

(ないな)


とか



ジャパンの語源は、

風呂(ジャッパーーーーーン)なのかも

しれない。



みたいな切り口が芽生えてきます(よね?)。


もうちょっと内容に踏み込むとすれば、



出没情報多数!

最近お風呂に現れる

不審な古代ローマ人にご注意ください。



と警察に貼ってあるようなポスターの内容と

リンクさせてリアリティを出してみたりとか、、、



マジメにいくとすれば



意外な日本に、

世界は憧れる。



とか



日本の魅力を

世界一わかっていないのは、

日本なのかもしれない。



みたいな表現もあるのかもしれません。



でも内容がギャグだけに

もうちょっと力が抜けている方がいい気もする、、、、







というわけで、

今回は



タイム・スリップではない。

タイム・ストリップである。



としておきます。



(あれっ?失敗?)




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