2010年6月23日水曜日

個人的埼玉論











こんにちは。

この時期になると、

髪の毛が波打ち際のワカメのようになって、
頭の面積が1.2倍になるキャリーです。


このブログでたぶん最ユルを誇る
ニッチ曜日・第2ターンは、
生まれてこのかたボクが思ってきたことから。







突然ですが、埼玉県出身の人には、悩みがあります。

(…とワタクシが勝ってに思っているだけ…?)



試しに、「埼玉」と聞くと、
何を思い浮かべるでしょうか?


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そう、埼玉県民には、他都道府県出身の人と
地元トークをしようにも、
ネタがとても少ない。



名所や観光地
…埼玉にしかないものは、基本、ない。


グルメ
…神戸牛や佐藤錦のようなブランド力や、
 讃岐うどんのような安定感、
 水戸納豆のようなインパクトのあるものは、ない。


歴史的なモノ
…戦国時代に埼玉を統一した乱世の梟勇が現れるでもなく、
 江戸時代を通して続いた大大名がいたわけでもなく。
 古墳が結構あるのですが、奈良と比べたら勝てない。


記録
…日本でイチバン暑い(≠熱い)街といば熊谷(最高40.9℃)
 ですが、そう言われても行きたくならない。


スポーツ
…西武ドームのある所沢へは埼玉の中心部からは行きづらい。
 浦和の赤い悪魔・レッズも他都県のファンが結構多いので、
 埼玉だけのものとはちょっと言いにくい。


方言
…年配の方にはちょっと訛る方もいますが、
 ほぼ絶滅危惧種。

 特に南部は転入してきた人が多いので、
 言葉に誇りもこだわりもない。



東京に近い
…千葉や神奈川だって近いし、そもそも東京の魅力に
 タダ乗りしているだけ。

 そう言われると、工業・農業ともに盛んなのも、
 人口が多いのも全て東京サンおかげです。


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うーん、ない。何もない。
むしろ、ないことがネタなのか?

人口も経済規模も日本有数なのに、

郷土自慢では胸を張れない県なわけです。


* * *


しかしそんな、無個性を個性とする埼玉県に、
3年前、突如救世主が出現したのです。


その名も…




「鉄道博物館」(通称てっぱく)。





あれ、それが救世主?

と大半の人は思われるかもしれないが、

県民的には結構な話題だったんだ
知ってくれわかってくれ勘弁してくれ。



まあ、ここ数年流行の、オタクっぽいもので
街おこししようという類の一つです。
(埼玉は、常習犯。)



巷では、新型車両がデビューしたり引退する度に、
当の列車よりも「撮り鉄」の方々が話題になったり、
世間話ついでに鉄道の話で盛り上がる「ママ鉄」と
呼ばれるお母さん達が注目を集めている昨今。


そんな鉄道の車両をご神体のごとく祭った
博物館がいかなる場所で、どんな人に合うのか。

探訪してまいりました。

(続く)

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