
いかん!
埋蔵金発掘みたいな調査体験を書くつもりが
単なる開拓物語になってきている…。
しかも、今日で僕の担当日が終わってしまう!
ので、慌ただしいですが3回目をアップします。
おつきあいくださいませ。
* * *
家の裏の竹林を切り拓き、
父親としては畑地を広げ、
私としては考古学的な発掘をするべく
同床異夢的にはじまった2日目の作業。
竹を抜いてブルドーザーで切り拓いたばかりの
土地には石や岩が入り交じっているので、
全部取り出さないと畑地に(発掘に)ならない。
こればっかりは機械に頼れないので、
キンチョーのCMのように侘しい男二人、
腰を屈めて手作業でチマチマチマチマ。。
無論、僕の望む石器とか土器とか埴輪とか、
そんな簡単に見つからず。
そんな妄想を抱いていたことを思い出す度に
吹きすさぶ秋風が寒々しいぜ…。
かくして、拾い上げられたものは石、石、カエルの死骸。
たまに、埋まってた木の根。
いやー、良く働くなー、オレ。
やっぱり、ゴッドハンドでもない限り
そんな簡単にすごい発見なんてできんよね…。
と、そこに。
私の天敵にして、夢とロマンと
このブログのネタ探しに血道をあげる
僕を蔑んでやまない妹がやって来た。
妹:今度はいったい何してんの?
僕:土器とか石器とか土偶とか埴輪!
何でもいいから見つかれっ!!!
と思ってる。
妹:ふーん…これ、違うの?
僕:…は?
顔を上げると…
一瞬、何が起きたか理解できなかったのですが、、
こ、こ、これです…。
私の探していたものは…。
土器だよ、マジでマジメに。
見つかっちゃったよ…。
小石なんか混じってて、
まさに昔のものって感じだよ…。
これには、冗談半分で「何か出るかもよ~」と
からかっていた父も、妙に静かになり。
俄然高まる発掘熱。
あ~、土器だけにドキドキしてきた。。
(流すべし)
結局、それから小一時間ほどの間に、
こんなに見つかりまして。
明らかにロクロを使った、たぶん時代の
新しいものから、
おそらく、煮炊きとかに使ったススの付いたもの。
あげくは、怪しい模様が書かれたものまで。
何という幸運!そして興奮!
果たしてこれが、いつの時代のものなのか、
そしてなぜ破片しか見つからないのかは
わかりません。
(正確なことは、地元の教育委員会に父が聞いてみるとのこと。)
が、我が家の裏庭に昔、何かがあった、
ということが明らかになったのであります。
人生、冗談でも、何かやってみるもんだ。
それにして。
歴史的なものが何にもないことで有名な
埼玉県の端っこにある、どうでもいい宅地からでも
こんなもん出てくるんだから。
あなたの家の庭も、
掘ったら何か出てくる、
かもしれませんよ。
さあ、まずはスコップと軍手のご用意を…。
(…何とか連載終わった、ほっ。)
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