2010年11月11日木曜日

お家で発掘調査 3時間目







いかん!




埋蔵金発掘みたいな調査体験を書くつもりが
単なる開拓物語になってきている…。



しかも、今日で僕の担当日が終わってしまう!

ので、慌ただしいですが3回目をアップします。



おつきあいくださいませ。



* * *



家の裏の竹林を切り拓き、
父親としては畑地を広げ、

私としては考古学的な発掘をするべく

同床異夢的にはじまった2日目の作業。





竹を抜いてブルドーザーで切り拓いたばかりの
土地には石や岩が入り交じっているので、
全部取り出さないと畑地に(発掘に)ならない。



こればっかりは機械に頼れないので、
キンチョーのCMのように侘しい男二人、
腰を屈めて手作業でチマチマチマチマ。。




無論、僕の望む石器とか土器とか埴輪とか、
そんな簡単に見つからず。


そんな妄想を抱いていたことを思い出す度に
吹きすさぶ秋風が寒々しいぜ…。





かくして、拾い上げられたものは石、石、カエルの死骸。
たまに、埋まってた木の根。



いやー、良く働くなー、オレ。


やっぱり、ゴッドハンドでもない限り
そんな簡単にすごい発見なんてできんよね…。





と、そこに。


私の天敵にして、夢とロマンと
このブログのネタ探しに血道をあげる
僕を蔑んでやまない妹がやって来た。



妹:今度はいったい何してんの?


僕:土器とか石器とか土偶とか埴輪!
  何でもいいから見つかれっ!!!
  と思ってる。



妹:ふーん…これ、違うの?




僕:…は?






顔を上げると…


















一瞬、何が起きたか
理解できなかったのですが、、




こ、こ、これです…。

私の探していたものは…。



土器だよ、マジでマジメに。

見つかっちゃったよ…。


小石なんか混じってて、
まさに昔のものって感じだよ…。





これには、冗談半分で「何か出るかもよ~」と

からかっていた父も、妙に静かになり。




俄然高まる発掘熱。



あ~、土器だけにドキドキしてきた。。

(流すべし)




結局、それから小一時間ほどの間に、



こんなに見つかりまして。

















明らかにロクロを使った、たぶん時代の
新しいものから、

















おそらく、煮炊きとかに使ったススの付いたもの。























あげくは、怪しい模様が書かれたものまで。























何という幸運!そして興奮!





果たしてこれが、いつの時代のものなのか、
そしてなぜ破片しか見つからないのかは
わかりません。

(正確なことは、地元の教育委員会に父が聞いてみるとのこと。)



が、我が家の裏庭に昔、何かがあった、
ということが明らかになったのであります。


人生、冗談でも、何かやってみるもんだ。





それにして。


歴史的なものが何にもないことで有名な
埼玉県の端っこにある、どうでもいい宅地からでも
こんなもん出てくるんだから。



あなたの家の庭も、
掘ったら何か出てくる、




かもしれませんよ。


さあ、まずはスコップと軍手のご用意を…。



(…何とか連載終わった、ほっ。)

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