
縄文時代の海岸線沿いにある 古い竹やぶを掘り返したら、
土器とか土偶とか石器が出てきたりして!!
(ドキドキ…)
という妄想から強引に始まった発掘調査企画@家。
妄想っていっても、実は根拠がないわけではなく。
以前、近くで利根川の堤防工事をしていたら
千年くらい前の人骨が出たことがあったんですよ!
だからって、家の裏庭からそんなのが
出てくるかはアンノウンですが…。
とにかく。
僕(と、開墾を手伝わせるべく僕に入れ知恵した)父によって、
計画は実行段階に移されました。
まずは立錐の余地もない程生えた竹林を
農協で借りたチェーンソーで切り倒していきます。
切った竹が自分の方に倒れてこないように、
上手い角度でナナメに刃をあてて…
ウィーン…ガ、ガ、ガリガリ、ガリガリ…
…あれ?
竹を切るなんて宮本武蔵でなくとも簡単だろ!
と思っていた僕の想像を裏切る竹の強情さ。
誰だ、ジェイソンがチェンソー振り回して
人間バラバラにするなんて設定考えたヤツは?
(実際そういうシーンはないらしいけど…)
人間どころか竹一本切るのも一苦労だぞ!
しかも中途半端な高さで切ると、
破片が顔に向かって弾け飛んでくる!
(後でプロに聞いたら、生竹は筋に弾力があるので
専用の刃でないと切りにくいそうです。)
全部で60~70本ほどを片付けたのですが、
計画の初っ端から大の男二人ともヘロヘロ。
しかし!!
この程度で萎えていたら、
あの世でシュリーマンに嗤われる!
(とにかく、一度でいいから埋蔵金発掘みたいなことがしたかった。)
次に。
縦横無尽に広がった竹の根を一網打尽に掘り起こするべく、
これまた農協から借りたブルドーザーを投入。
僕:…ん、ちょっと待った!
重機なんか使ったら土器とか壊れるんじゃない?
父:じゃあ、お前、明日までに鋤と鍬で
ここ平らにしといてくれるのか?
僕:…え、いや、ブルドーザーでいこうか…。
0.1秒の親子の葛藤を挟みつつ、
絡まり合った竹の根に突っ込むブルドーザー。
ブレードの先についた歯に根の束を引っ掛けて、
あとは200馬力で引き千切るのみ。
何か発掘って感じじゃないなー とか思っていると…
ボフ、、ボフ、ボボボ、ボブボブボブボブ…
苦しそうなエンジン音だけ響かせて
いっこうに動かないブルドーザー…。
恐るべし竹林。
森全体で抵抗するかのごとく全くビクともしない
なるほど、地震になったら
竹林に飛び込めとはこういうことか!
なんて言っている余裕はない。
(ブルドーザーは燃費が悪いので、ムダにふかすと燃料代がかかる)
結局、根っこにもチェーンソーであちこち
切り込みを入れて引き抜き、
何とか泥の山を平坦にならして一日目は終了。
何かのジョークで、竹やぶを切り拓いたら…
石油が出てきた → アメリカンドリーム
金鉱が出てきた → オーストラリアンドリーム
美少女が出てきた → ジャパニーズドリーム
死体が出てきた → ジャーマンサスペンス
核兵器が出てきた → ロシアの現実
みたいな話を聞いたことがあるのですが、
予想以上に大変で、そんなこと口にもできませんわ…。
さて、写真も使ってないのにスペースが尽きてきた…。
この無謀な発掘調査がどんな結末を迎えたかは、次回。
(続く、のか?)
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