2010年11月11日木曜日

お家で発掘調査 2時間目











縄文時代の海岸線沿いにある
古い竹やぶを掘り返したら、

土器とか土偶とか石器が出てきたりして!!


(ドキドキ…)




という妄想から強引に始まった発掘調査
企画@家。




妄想っていっても、実は根拠がないわけではなく。


以前、近くで利根川の堤防工事をしていたら
千年くらい前の人骨が出たことがあったんですよ!




だからって、家の裏庭からそんなのが
出てくるかはアンノウンですが…。




とにかく。




(と、開墾を手伝わせるべく僕に入れ知恵した)
によって、
計画は実行段階に移されました。




まずは立錐の余地もない程生えた竹林を
農協で借りたチェーンソーで切り倒していきます。




切った竹が自分の方に倒れてこないように、

上手い角度でナナメに刃をあてて…


ウィーン…ガ、ガ、ガリガリ、ガリガリ…




…あれ?




竹を切るなんて宮本武蔵でなくとも簡単だろ!

と思っていた僕の想像を裏切る竹の強情さ。





誰だ、ジェイソンがチェンソー振り回して
人間バラバラにするなんて設定考えたヤツは?


(実際そういうシーンはないらしいけど…)




人間どころか竹一本切るのも一苦労だぞ!



しかも中途半端な高さで切ると、
破片が顔に向かって弾け飛んでくる!

(後でプロに聞いたら、生竹は筋に弾力があるので
専用の刃でないと切りにくいそうです。)






全部で60~70本ほどを片付けたのですが、
計画の初っ端から大の男二人ともヘロヘロ。





しかし!!



この程度で萎えていたら、
あの世でシュリーマンに嗤われる!

(とにかく、一度でいいから埋蔵金発掘みたいなことがしたかった。)




次に。



縦横無尽に広がった竹の根を
一網打尽に掘り起こするべく

これまた農協から借りたブルドーザーを投入。




僕:…ん、ちょっと待った!
  重機なんか使ったら土器とか壊れるんじゃない?



父:じゃあ、お前、明日までに
鋤と鍬で
  ここ平らにしといてくれるのか?



僕:…え、いや、ブルドーザーでいこうか…。




0.1秒の親子の葛藤を挟みつつ、
絡まり合った竹の根に突っ込むブルドーザー。



ブレードの先についた歯に根の束を引っ掛けて、
あとは200馬力で引き千切るのみ。





何か発掘って感じじゃないなー
とか思っていると…




ボフ、、ボフ、ボボボ、ボブボブボブボブ…




苦しそうなエンジン音だけ響かせて
いっこうに動かない
ブルドーザー…。



恐るべし竹林。

森全体で抵抗するかのごとく全くビクともしない




なるほど、地震になったら
竹林に飛び込めとはこういうことか!



なんて言っている余裕はない。
(ブルドーザーは燃費が悪いので、ムダにふかすと燃料代がかかる)




結局、根っこにもチェーンソーであちこち
切り込みを入れて引き抜き、

何とか泥の山を平坦にならして一日目は終了。




何かのジョークで、竹やぶを切り拓いたら…

石油が出てきた → アメリカンドリーム
金鉱が出てきた → オーストラリアンドリーム
美少女が出てきた → ジャパニーズドリーム
死体が出てきた → ジャーマンサスペンス
核兵器が出てきた → ロシアの現実


みたいな話を聞いたことがあるのですが、
予想以上に大変で、そんなこと口にも
できませんわ…。




さて、写真も使ってないのにスペースが尽きてきた…。


この無謀な発掘調査がどんな結末を迎えたかは、次回。


(続く、のか?)

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