2010年11月15日月曜日













column No.4 リミット



今週観る予定の映画が、これ!




















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STORY:

イラクで突然教われた米国人トラック運転手ポール。

彼が目を覚ました場所は、土の重さのしかかる閉ざされた箱の中だった・・・。


手元には充電切れ間近の携帯電話。

オイルの尽きかけたライター。

ナイフ。

ペン。

酒。

・・・残り90分の酸素。


果たして彼はそこから脱出できるのか?

そして彼が埋められた目的とは?

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めちゃくちゃ惹かれます、この映画。



限られたアイテムでなんとかする、

というのはロールプレイングゲームのようでワクワクです。



世界中で大ヒットした「SAWシリーズ」から

ソリッド・シチュエーション・スリラーという言葉がメジャーとなり・・・



(あれ?メジャーじゃない?)



という人のために、

ソリッド・シチュエーション・スリラーとは、

「限られた状況下にある人間の極限状態をスリリングに描いた作品」のこと。



例えば・・・

○CUBE(謎の立方体の部屋に閉じ込められた6人の脱出劇。1997年カナダの作品。)

○ES~エス~(ある禁じられた心理学の実験を行ったら制御できず大変なことに!2002年ドイツの作品。)

○オープンウォーター(ダイビング中、大海原に取り残された夫婦。サメがきてさぁ大変。2003年アメリカの作品。)

○パラノーマルアクティビティ(家に監視カメラを仕掛けたら、心霊現象おきてた!2007年アメリカの作品。)

○REC(通報があってあるビルに入ったレポーター。そこはゾンビがウジャウジャ。2008年スペインの作品。)



・・・とB級映画も合わせれば、近年急速に作られているジャンル。



現在公開しているホリプロ祭りの「インシテミル」も

シチュエーション・スリラーですね。



この手の映画は、インパクトあるシチュエーションに執着しすぎて、

ストーリーや紐解きが浅いことが多々ありますが、

当たればホームランですわ。



シチュエーション・スリラーの根底は、

人間のドラマなので良い作品はホントに面白いです。



で、話をリミットに戻すと・・・



ストーリー以外にも気になることが満載。



まずは、90分シーンはほぼ棺桶の中。



そして昨今CMでさえCGが多用されている中、

グリーンバック(合成用マット)一切なし。



そして照明機材もほぼなし。

なんとライターの炎の明かりと携帯電話の明かりのみでほとんど撮影したそう。



予算に困らず、プロデューサー万歳なんですわ。

(それは分かりませんが・・・)



これはソリッド・シチュエーション・スリラーではなく、

ソリッド・ワンシチュエーション・スリラーです。



新しいジャンルを確立しようとしているリミット。



成功なるかっ!?



(まだ観てないので、感想は今度。)






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