
column No.4 リミット
今週観る予定の映画が、これ!
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STORY:
イラクで突然教われた米国人トラック運転手ポール。
彼が目を覚ました場所は、土の重さのしかかる閉ざされた箱の中だった・・・。
手元には充電切れ間近の携帯電話。
オイルの尽きかけたライター。
ナイフ。
ペン。
酒。
・・・残り90分の酸素。
果たして彼はそこから脱出できるのか?
そして彼が埋められた目的とは?
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めちゃくちゃ惹かれます、この映画。
限られたアイテムでなんとかする、
というのはロールプレイングゲームのようでワクワクです。
世界中で大ヒットした「SAWシリーズ」から
ソリッド・シチュエーション・スリラーという言葉がメジャーとなり・・・
(あれ?メジャーじゃない?)
という人のために、
ソリッド・シチュエーション・スリラーとは、
「限られた状況下にある人間の極限状態をスリリングに描いた作品」のこと。
例えば・・・
○CUBE(謎の立方体の部屋に閉じ込められた6人の脱出劇。1997年カナダの作品。)
○ES~エス~(ある禁じられた心理学の実験を行ったら制御できず大変なことに!2002年ドイツの作品。)
○オープンウォーター(ダイビング中、大海原に取り残された夫婦。サメがきてさぁ大変。2003年アメリカの作品。)
○パラノーマルアクティビティ(家に監視カメラを仕掛けたら、心霊現象おきてた!2007年アメリカの作品。)
○REC(通報があってあるビルに入ったレポーター。そこはゾンビがウジャウジャ。2008年スペインの作品。)
・・・とB級映画も合わせれば、近年急速に作られているジャンル。
現在公開しているホリプロ祭りの「インシテミル」も
シチュエーション・スリラーですね。
この手の映画は、インパクトあるシチュエーションに執着しすぎて、
ストーリーや紐解きが浅いことが多々ありますが、
当たればホームランですわ。
シチュエーション・スリラーの根底は、
人間のドラマなので良い作品はホントに面白いです。
で、話をリミットに戻すと・・・
ストーリー以外にも気になることが満載。
まずは、90分シーンはほぼ棺桶の中。
そして昨今CMでさえCGが多用されている中、
グリーンバック(合成用マット)一切なし。
そして照明機材もほぼなし。
なんとライターの炎の明かりと携帯電話の明かりのみでほとんど撮影したそう。
予算に困らず、プロデューサー万歳なんですわ。
(それは分かりませんが・・・)
これはソリッド・シチュエーション・スリラーではなく、
ソリッド・ワンシチュエーション・スリラーです。
新しいジャンルを確立しようとしているリミット。
成功なるかっ!?
(まだ観てないので、感想は今度。)
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