

黒川紀章さん。
こんなすごい設計できるのに、
最後なんであんなハッスルしちゃったんだろう。
新国立美術館は2007年に出来た新しい美術館です。
千代田線乃木坂駅直結。
会社帰りにもぶらりしやすいですね。
今回初めて足を運んだですが、めためたひろーい。
わー廊下のいちばんはずっこがあんなに遠い。
ぅおおおーいいい!
(関係ないですけど、館内にあるレストラン「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」はフランスの三ツ星シェフのお店なのに、ランチを1800円前後からいただけるんですよ)
お目当ての展示は今年で13回目となる文化庁主催の
メディア(物や装置、媒体)を取り込んだアートとエンターテイメントの祭典です。
メディア芸術賞としてアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの
各ジャンルごとに優秀賞、大賞を選出して展示し、
その他審査員が推薦する作品も紹介しています。
毎回サイト上で入賞作品のチェックはしていたんですが、
じっさいに会場で観覧するのは初めてでした。
平日の夜なのに、けっこうな人だかりで、
ウワサに聞いていた通りなかなかの集客数です。
しばらく(だいぶか)前からよく「メディアアート」という言葉を聞きます。
メディアアートとは、いわゆる絵画や彫刻などの純粋芸術ではない、
コンピュータなどによる新しい技術で制作されたアートのことです。
文化庁が「メディア」という有象無象のジャンルをこぎれいに整え、認知を広め、
”芸術祭”として牽引してきた功績は大きいと思います。
個人的にはまだまだ確立されていない、まだまだ領域が曖昧だと思っているのですが…。
PC上で見る作品が6割ほど。その他大型作品も多数ありました。
ゲームしたり、大画面で映像を見たり、
インスタレーションを体験したり、
こんだけ見る体勢がばらばらな展示は
メディアアートならではかもしれません。
まさにフェスティバルです。
「メディアアートって浅い」というイメージを裏切りはしないものの、
ある種開き直って純粋に「楽しめる」もの同士が集まって
一番を決めている姿勢は好感が持てました。
もしかしたら広告賞の雰囲気に近いかもしれません。
なにより各作品に配置された係員の親切丁寧な説明になんとなく心を打たれてしまいました。
そして会場ディレクションが非常に良かった。
一人で楽しむ作品が多い中よく整理された配置でうまくいっていたように思います。
「メディアアート」の入り口としてすごくよくできた展示でした。
きっと寝起きでも楽しめるでしょう。
個人的にはエンターテイメント部門大賞「日々の音色」が良かったです。
SOURというグループのPVで、You tubeでは再生回数150万回超。
いろんなところで紹介されているので、すでにご存知の方も多いでしょうか。
webカメラを使ったシンプルな構造で、現代の「つながり」を温かく表現した作品です。
大画面で見て感動してしまいました。
むむ、制作者は元H堂のCMプランナーとな!んまぁ!
会場となった新国立美術館には、いろいろ思うところがあるのですが
それはまた、ちがう機会にします。
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