2010年5月25日火曜日

世界一の山に登る①



価値観の多様化=趣味の多様化した時代に、
普遍的に人のココロを動かすものはあるのか!?


を探るニッチ曜日。

(コンセプトは毎回、気分によって微妙に変わります。)



最初のテーマは、ワタクシの本名が山崎だけに、

「山」です。


(知らんがな)


* * *

ここ数年、老若男女を問わず登山を楽しむ人が
増えているそうで。

靴屋をのぞけばゴツい靴がたくさん並んでいるし、
デパートに行けばオシャレなウェアが並んでいるし、
アウトドアショップに置いてあるグッズは
どんどん軽く、使いやすくなってきているし。


昔より山に登るハードルが、精神的にも物理的にも
下がってきているのかなーという印象。



しかし、果たして疑問なのは、
山って楽しいだろうか?



北関東で義務教育を受けると、
春なら筑波、夏には尾瀬、秋は日光、冬は那須と、
遠足やら林間学校の度に山に送り込まれ、
普段しない運動からの疲労と戦い、給食よりも
美味しくない団体旅館の昼食にガマンし、
汗と汚れに耐え、
そんなときに限ってやってくる熱烈な便意を必死にこらえながら、
淡々と登って降りだけという…


「人生には無意味に辛いこともある」
子どもに教え込む賽の河原のような行事が
年に1~2回ありまして。


美しい景色を楽しむ成熟さはまだない頃だったので、
山登りは苦しいか渋いかという印象しか自分の中に
残しませんでした。


* * *


まぁ、個人的な思い出とは別に、
登山は流行っているわけで
とりあえず登ってみました、山。

どうせだったら話題の山に登りたかったけど、
高さで有名な山は体力的にも時間的に厳しい
(というか無理)



どーしよーかなー、と思っていたら、
なんと「世界一」の山が東京にあることを発見。


何がって?

登山者の数です。


* * *


八王子市の端にある高尾山は、
海外のガイドブックにも「登山客数、世界一」と
紹介されているそうで。


その数、年間260万人(大阪市の人口と同じ)くらい。



都内とはいえ、なぜ山にそんな集客力が?

ということで、
新宿から北野行き(途中で高尾山口行きに変わる)
京王線準特急に飛び乗ってぇぇ…(駆け込み乗車は禁止です)


…1時間もせずに到着。しかも片道370円!

近!安!そして駅を降りたらすぐに登山口!


思っていた以上に便利。
そしてそれ以上にビックリしたのが、
想像以上に人が多い!

特に若い人。


いかにも山に登る格好の中高年の方の
グループはデフォルトとして、
デートで来たっぽいラフな格好のカップルとか、
カラフルなウェアを着た女性だけのグループとか
(女子登山というやつ?)

大学のサークルみたいな多数の男女の混成部隊とか。
(合ハイ?)


なんか、盛ってます。




登山口からは、お徒で登る他にケーブルカーや
リフトでも途中まで登れるのですが、
すごい長蛇の列。

まあせっかくだし、徒歩で登ってみることに。

別にそう高い山でもないし…。

(続く)

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