
こんにちは、フシギです。
わたしの前に座っていた方が気の毒です。
さっそく観劇感想を書いていこうと思うのですが、
せっかくなので4月分からちょこっと載せていこうと思うのですよ。
キリがいいし。
基本的にネタバレしてますので、ご注意くださいませね。
…といっても終了した公演ばかりだから
注意することもないじゃないのさ。
----------------------------------------------------------------------------------------------------
BQMAP 『太陽の砦』 2010.4.3.sat シアターサンモール
フシギ満足度 ★★★☆☆
歴史からモチーフをとり「いつの時代も変わらぬ人の“想い”」を描き続けており、
叙情的な台詞やダイナミックな殺陣には定評があります。(HPからのうけうり)
わたしが観劇貧乏になるきっかけになったのがこの劇団です。
武士が逃げ出し、朽ち果てたも同然の砦を護る人々のもとに、
味方と勘違いされた夜盗・火焔衆(かえんしゅう。火を武器にする悪〜い人たち)が
招かれるところから始まります。
砦の人々は、みんな戦の犠牲者。
陵辱された女たち、親を殺された子ども、老人、そして唯一生き残った武士。
彼らは敵への復讐に執念を燃やしています。
そんな人々と共に過ごす中で、火焔衆の頭・悪之介(まんまだー)がどう変わっていくか、
その葛藤が見所です。
いつもよりどシリアスで、少し戸惑いました。
面白いシーンももちろんあったのですけど、
テーマ的に笑っちゃいけないんじゃないか…?みたいな雰囲気がありまして。
空気重ーい、みたいなね。
背筋がゾクッとなるようなシーンも何度かありました。
(知桐さんが石で敵を殴り殺す時の表情にゾ〜ッ)
余談ですが、とある筋からの情報によると、
BQMAPのお芝居は、“呼びやすい”波動が出ているそうですよ。
その、この世のものではない何かを…
「太陽の砦」に限らず、こういうことが過去に
実際あったんじゃないかと感じさせるリアリティがありました。
華やかな歴史の中で、教科書に載らない人々が毎日精一杯生きてきたんですね。
彼らも今の日本を作ってきた重要なファクターなのだと。
砦を護る人々の姿が、今後教科書に載ることなどないであろう自分自身の姿に重なりました。
わたしたちが日々頑張って仕事して生きてる今が、
未来の人たちの支えになるといいな。
----------------------------------------------------------------------------------------------------
観劇No.2
劇団☆新感線 『薔薇とサムライ』 2010.4.3.sat 赤坂ACTシアター
フシギ満足度 ★★★★★
この公演は、とにかくポスターを見た瞬間から行きたかった。
だって古田新太さんの石川五右衛門と天海祐希さんの女海賊が大暴れする舞台ですよ!
なんて素敵!
しかもポスターの天海さん、オスカルっぽい格好してるけどどういうこと!?
ベルバラアゲインなの?なんなのなんなの!?
と、とにかく不思議いっぱい期待いっぱいで向かった赤坂ACTシアター。
事前に期待しすぎない、っていうのが観劇の鉄則なのですが、
ありあまる期待感大暴走で観てもなお、裏切りませんよ新感線!
納得の5つ星ですよコノヤロウ!!!
まず驚いたのは舞台セット。
ものすごく簡単に言うと、ステージの壁全体がモニターです。(わかります?)
そこに映像や絵を映し出す。絵を変えればいいから場面転換も自由自在。
なんて便利で面白くて豪華なセットだろう!(お金かかってそ〜)
船のセットと、モニターに映る海の映像とのコラボレーションは見事でした。
そして豪華な役者陣!
なんといっても天海さんの、芝居・歌・ダンスのクオリティの高さがすごい〜!
そして華が!もう光り輝いておる!同じ人とは思えないまばゆさです!
近衛兵のような衣装はオスカルを連想させ、昔からのファンを楽しませたでしょう。
そして古田新太のセクシーさ!年齢を重ねなお増すあの色気とコミカルさがすごい!
普通のシーンなのに、古田さんがやるとめっちゃ面白くなるのはなぜか!
なんだかずるい!
個々のキャラクターは破天荒だけど、ストーリーはベタかもしれません。
でも感動してしまうのは、それがこちらの想像を圧倒的に超えたクオリティだから。
ベタって気持ちいい。
たくさんの葛藤をどう乗り越えて行くのか、その人間ドラマがたまらなく面白い。
カーテンコールでは、光の中で輝く役者陣の満足そうな表情に、
複雑な感情の涙があふれました。
単純に、すごい!だったり素敵な時間をありがとう!だったり、
エネルギーにあてられるとそうなりますね。
ねぇ、その光はどうすれば手に入るんですか?と。
あの会場の一体感は、あそこにいた人だけに与えられる特権だと思います。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------
と、まずは4月の2公演でした。
今気付いたけど、これ同じ日に観てますね。
マチネ(昼公演)とソワレ(夜公演)。
こんなふうに舞台をハシゴすることもけっこうあります。
ははは、だからいつまでも地デジテレビが買えませんよガッデム。
0 件のコメント:
コメントを投稿