
こんにちは!
ついに幕を開けた
ショーの「COMICK JAGGER」
読み方は、コミック・ジャガー。
それは、
このクリデブ開設に当たってなにかブログのネタを
決めなければと自分の好きなものを思い浮かべていたところ、
敬愛するミック・ジャガーの「ミック」に「コ」をつけると
「コミック」になるというしょーもない発見をし、
そんなに詳しいわけでもないのに「漫画」でいこう!と強引に
決定したせいではじまったブログです。
漫画は人並みには読みますが、
体系的に読み尽くしているということは
一切ありません。
ただ、そんな素人目線にコピーライターとしての目線を
プラスしながら気に入った漫画の紹介をし(ネタばらしは無し)、
「その漫画の帯にコピーを書くとしたらどんなコピーにするか」という
ところまで考察してみようという自殺行為にも近い
内容にしていこうと思っているわけです。
ミックの名前を借りる以上、
それくらいのリスクは承知の上。
もしこれで仕事が激減したら
また対策を考えます。笑
それでは・・・(深呼吸)
イエーイ!!
みんな乗ってるかい?
声が聞こえないぜ!!
みんな乗ってるかい???
よし、いい感じだ!
それじゃあとっておきの漫画をシャウトしていくぜ!!!
(ずっとこのノリを続けていくのかと思うと頭痛)
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記念すべき第1回目に取り上げる漫画はこちら。
(現在4巻まで発売中)
まずはWikipediaに記載されているあらすじを見てみましょう・・・
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妊娠中の妻・ゆきえと、些細なことからケンカしたサラリーマンの耕一。
仕事帰りに豪雨に見舞われ、偶然立ち寄ったネットカフェで中学時代の
初恋の人・果穂と再会する。しかしその直後に停電が起き、その場に
居合わせた人々とともに、ネットカフェは異次元に飛ばされてしまう。
翌朝ネットカフェの外に出ると、見慣れた街は消え、代わりに湿原が
辺り一面に広がっていた。果たして、耕一たちは元の世界に戻れるのか?
(Wikipediaより引用)
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これは本当に導入の部分だけですが、
既に気になる展開です。
この先を少し補足しておくと、、、
ネットカフェという現代を象徴するような場所ごと異次元に漂流してしまった
主人公たちは、次第に明らかになる絶望的な状況と向きあいながら、なんとか
脱出する方法を見つけようとします。しかし、人があつまればその数だけ
エゴが生まれてくるもの。飢餓。殺人。強姦。対立。裏切り。
恐ろしい勢いで人間の欲望がむき出しになっていく過程に、
耕一と果穂の淡い初恋が複雑に絡んでいくというストーリーです。
ここまで聞いて
ピンときた方もいるかと思いますが、
これは楳図かずお作『漂流教室』へのオマージュ作品。
設定に違いはあるものの、
最初の展開はかなり似ています。
そしてとにかくエグイ。
もっと言うとエグイ。エロイ。オソロシイ。
描写も生々しいし、
次々と悪夢のような出来事が起こるのですが、
ただエグイだけではなく、
人間の本質がよく描かれていて
もう読み始めたら本当に異次元にトリップして
しまったかのような感覚に陥ります。
非人間的なものの象徴とも言える
ネットに支配された場所(ネットカフェ)を
舞台に設定することで、
人間のリアルな部分が究極的に浮き彫りになる。
そこにこの漫画の持つ
魔力が潜んでいるのではないかと思います。
というわけで帯のキャッチコピーを考えていこうと
思うのですが、、、
ちなみに実際の単行本の帯を見てみると、
「単行本発売前に
連続テレビドラマ化が早くも決定!!」
というドラマ化決定のニュースを取り上げたものと、
「僕と初恋の人がたどり着いた世界は、
暴力と性欲が支配する世界だった!!」
「剥き出しの性欲と暴力!!
この世界から初恋の人を守れるのか!?」
「弱者は犯され、殺される」
のようなインパクトの強いワードで好奇心をあおる方向に分かれています。
このへんを踏まえつつ、
ドラマ化決定!のような特殊なコピーは抜きにするとすれば、
ポイントとしては、
①(実際の掲出コピーのように)恐怖をあおることで興味を引く
②キーポイントとなる「初恋」をフックに使う
③ネットカフェという象徴的な舞台から着想する
④「ネットカフェ」というバーチャルな舞台と、
そこであぶり出される「欲望」というリアルな人間性のギャップに着目する
⑤時事と結びつける
あたりですかね~、、、、(これはハードル高いな・・・笑)
例えば、
①③あたりを意識するとすれば
「ある晩、悪夢が起動した。」
とか、、、
もうちょっと装飾するとすれば
「ある晩、悪夢が起動した。
シャットダウンの方法は、誰にもわからない。」
「この悪夢を終わらせる方法は、
検索しても見つからない。」
みたいな表現になってくるでしょうし
そこに②
の要素を組み入れて行くと
「ネットが断たれたネットカフェ。
つながっていたのは、2人の気持ちだけだった。」
みたいな感じですかね、、、
ちょっと視点を変えて⑤の方向に目を向けてみると、
「これが本当の、ネットカフェ難民」
(ちょっと軽いな・・・笑)
とか
「異次元なう」
(浅い・・・)
とか
「できればこのメンバーには入りたくなかった・・・
(異次元より、ガンバレ日本)」
→漂流ネットカフェは、サッカー日本代表を応援しています。
(ん~。笑)
とか
コピーの善し悪しは別として
方向性としてはあるわけです、、、、
でもこの漫画の場合は
やっぱり「なんで異次元に来てしまったんだ!?」という絶望と
主人公の「密かに忘れられなかった初恋の人に会えてちょっとうれしい・・・」という
複雑な気持ちがポイントなので、
キャッチとしては
「それは、夢のような悪夢でした。」
みたいなところですかね、、、
(大丈夫か?)
ちょっとは読みたくなりました?
今回はこのへんでやめておきたいと思います。
しかしいきなり文章長っ!!
このままじゃ信用と体力を消耗するので
次からはあらすじと
渾身のキャッチコピー1本だけにしよう、、、笑
ではまたお会いできる日まで。
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